【更新】欧州の政治情勢に伴う債務問題懸念の再燃化…海外投資家、2週連続の売り超し(12/05/08)

2012/05/10 19:30

東京証券取引所は2012年5月8日、2012年4月23日から4月27日(4月第4週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は3兆2381億9741万1000円なのに対し、買い総額は3兆1139億7324万4000円となり、差し引き1242億2416万7000円の売り超しとなった。これは先週から続いて2週連続の売り超しとなる。なお法人は買い超しを継続し、個人も買い超しを継続、証券会社も買い超しを継続している([最新発表リリース、PDF])(※今件記事はすべて東証第一部のみに限定した値であることに注意)。

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4月23日から4月27日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……3934億7354万4000円/5085億4728万8000円(1150億7374万4000円買超)
・個人……9051億5451万3000円/9148億8112万3000円(97億2661万0000円買超)
・外国人……3兆2381億9741万1000円/3兆1139億7324万4000円(1242億2416万7000円売超)
・証券会社……875億8723万2000円/880億2274万0000円(4億3550万8000円買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

3月26日-3月30日……1791億7221万1000円買超
4月2日-4月6日……953億1158万7000円買超
4月9日-13日……1380億5360万0000円買超
4月16日-20日……345億7955万4000円売超
4月23日-27日……1242億2416万7000円売超

今回該当週の東京株式市場は先週に続き低迷した出来高の中で、特に欧州の政治情勢に伴う債務問題懸念の再燃化を受け、円高の加速感と共に売り込まれる形となり、アメリカ市場の上げ基調をほとんど打ち消す流れとなった。この後の週以降、欧州の懸念がさらに広まり、再燃どころか延焼する状況に発展するのだが、それを間近にひかえた「嵐の前の静けさ」的な雰囲気とも受け止められる。

毎年ゴールデンウィーク中は「小さな出来高の中で乱高下」という動向が常となるが、今年はそれ以上に対外要因が大きく影響を与えており、ほぼ順当な動き(下げではあるが)を見せている。その流れは連休が明けてからも続いており、あまり好ましい状況とはいえない。他方、政治的混迷云々については、「現状では」日本も他の国・地域のことをいえるだけの立場にはなく、ただただ情勢の回復を祈るばかりでしか無いのが口惜しい話ではある。

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