ドコモ軟調…SBMが純増数でトップに・2012年4月末携帯電話契約数動向)

2012/05/10 12:00

電気通信事業者協会(TCA)は2012年5月9日、2012年4月末時点の携帯電話及びPHSの契約数を発表した。それによると同年4月末時点の携帯電話の契約数は主要3社合計で1億2482万9000件となった。これは前月比で0.5%のプラスになる。イー・アクセスでは月次データを2011年12月分から非開示としているため、同社のデータは無い。また、純増数ではソフトバンクモバイルが27万2700件の増加で、主要グループ中トップとなった(【発表リリース】)。

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2012年4月末時点の主なデータは次の通り。

・携帯電話3社全体……1億2482万9000件
・事業者別
 NTTドコモ……6025万7800件(+12万8300)
 au(KDDIなど)……3534万9500件(+24万0400)
 ソフトバンクモバイル……2922万1700件(+27万2700)
 イー・アクセス……(非開示)
携帯電話契約件数
↑ 携帯電話契約件数

携帯電話契約件数(増減)
↑ 携帯電話契約件数(増減)

NTTドコモは他の2社と比べてかなり少ない値を示している。これは発表資料中別記されている「W-CDMA」(従来のFOMAサービス)が18万5100件の純減状態にあることからも分かるように、同社のLTEサービスの上昇分31万3400件を持ってしてもなお、従来型携帯電話(いわゆるフィーチャーフォン)とスマートフォンの双方を保有していたユーザーの、前者の契約の終了手続きが大きく進み、契約数全体の重しとなっていることが分かる(【ドコモのデータ公開ページ】によれば、4月のiモード純減数は72万7600件である)。スマートフォン保有者の端末整理統合の中で起きた、携帯電話のシェアトップ企業ゆえの苦悩というところか。

ソフトバンクモバイルは先月から続き、純増数トップ。3月の値と比べれば半分以下だが、同社(ボーダフォンから切り替わって以降)の4月度実績としては最高の値。引き続きiPhone 4Sや「新しいiPad」のセールが堅調。KDDIもiPhone 4Sの展開に加え、固定通信サービスとのセット契約で割引が上乗せされる新セット「auスマートバリュー」が貢献している。

今回計測月は新年度直後の月ということもあり、先月の「新年度に備えて新機種の買いそろえラッシュ」の反動を受ける月ではあるが、NTTドコモ以外はiOS系の端末が底支えをする形で堅調に推移した。一方、元々フィーチャーフォンメインの時代で絶対的シェアを誇っていたドコモは、そのフィーチャーフォンからスマートフォンへの切り替えに伴い、他社に「おかぶ」を奪われる状況が続いている。

すでに今年中に日本への本格展開が確定している、アマゾン社の電子書籍リーダー(にもなるタブレット機)「キンドル」。この端末のネット接続への回線確保については色々と噂が出ているが、そのスタイル次第では三社の契約数動向・シェアの動きに再び大きな波乱が生じそうな感はある。「新しいiPad」や「iPhone 4S」も発売され、新年度のラッシュも過ぎ、今後しばらくは各社の新機種動向だけでなく、この「キンドル」の動きにも注目したいところだ。


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