各国の子供比率をグラフ化してみる(2012年版)

2012/05/05 12:00

子供総務省統計局は2012年5月4日、子供の日にちなんだ統計データの分析として【我が国のこどもの数 -「こどもの日」にちなんで- (「人口推計」から)】を発表した。国勢調査や人口推計などの値を元に、さまざまな切り口で日本の「子供の数」について分析・解説している。今回はこの中から参考資料として提示されている、世界各国の子供比率(全人口に占める15歳未満人口比率)のグラフ化を試みることにする。

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今調査結果によると2012年4月1日時点で日本の総人口は1億2765万人。そのうち子供の数は1665万人で、総人口比は13.0%。

↑ 男女別子供の数(2012年4月1日時点、万人)
↑ 男女別子供の数(2012年4月1日時点、万人)

幼少時の死亡リスクは男性の方が高いことから、元々生物学的に男性の方が生まれる比率はわずかに高い(成人までにほぼトントンになる具合)。絶対人数・各性別の人口比共に、男性の方が子供が多くなっている。

この「総人口に占める子供の比率」を世界規模で見たのが次のグラフ。グラフ上タイトルにある通り、一定以上の人口を持つ国に限定しているが、日本の子供比率が非常に低い、見方を変えれば高齢化が進んでいるのが分かる。

↑ 各国の子供比率(国連人口統計年鑑・2009-2010年版)(2000年以降で人口4000万人以上の国)
↑ 各国の子供比率(国連人口統計年鑑・2009-2010年版)(2000年以降で人口4000万人以上の国)

全般的には先進諸国の方が少子化傾向が進んでおり、発展途上の国の方が子供の割合が高い。これは社会医療制度の整備状況や、経済水準の問題が大きく関わっている。また、各国の少子化原因としては、全般的な問題、各国毎の制度・文化による問題など多種多様に及ぶため、一概にまとめ上げることは難しい。日本の場合はざっと挙げただけでも

・晩婚、晩産化。生涯出産率低下(≒∵女性の社会的地位の向上)
・未婚の子供に対する否定的な文化
・経済的理由。養育費確保の困難さ
・雇用形態の流動化による将来展望の不安定さ
・核家族化の進展
・産婦人科医や小児科医の不足(出産難民問題)

なとが複合的に作用した結果とも言われている。いずれにしても一朝一夕に解決する問題ではなく、中長期的な対策が必要なため、長期的戦略眼の上で取り組む姿勢が求められよう。

また、昨年の同様のデータと比較すると、多くの国で数字が減っている、つまり少子化が進んでいるのが分かる。社会医療制度の整備が主な原因だが、興味深い動きとして心に留め置く必要があろう。


■関連記事:
【各国の合計特殊出生率推移をグラフ化してみる】

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