喫煙者内のヘビースモーカー比率は減少傾向(2010年分反映版)

2012/05/07 06:35

厚生労働省は2012年1月31日、「平成22年国民健康・栄養調査結果の概要」を発表した。それによると成人のうち習慣的に喫煙している人の割合は男性で32.2%・女性で8.4%であることが分かった。これはJTの調査結果【女性は微増 喫煙率23.9%】(2010年5月時点の結果)よりやや少ない値となっている。また、1日に21本以上喫煙する、いわゆる「ヘビースモーカー」の「喫煙者全体」に占める割合は、この数年減少傾向にあることが確認されている(【発表リリース】)。

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今調査は健康増進法に基づき、国民の身体の状況、栄養素等摂取量及び生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得ることを目的とするもの。調査時期は2010年11月。今回調査分では調査実施世帯数は3684世帯で、調査方法は問診及び計測調査による。生活習慣部分は留め置き法による自記式質問紙調査。

今調査結果では、習慣的に喫煙をする人は、男性32.2%・女性8.4%。男女とも30-40代がボリュームゾーンで、以後少しずつ減少していく。

↑ 現在習慣的に喫煙している者の割合(20歳以上)(2010年)
↑ 現在習慣的に喫煙している者の割合(20歳以上)(2010年)

この喫煙者のうち、1日に21本以上、つまり1箱を超えて吸う人をヘビースモーカーとし、「喫煙者全体」のうち「ヘビースモーカー」に該当する人の割合の推移を示したのが次のグラフ。全般的に年々減少する傾向にあることが分かる。

↑ 現在習慣的に喫煙している者における、1日に21本以上吸う者の割合推移(20歳以上)(%)(2010年)
↑ 現在習慣的に喫煙している者における、1日に21本以上吸う者の割合推移(20歳以上)(%)(2010年)

ヘビースモーカー率が減れば、当然喫煙者全体に占める平均喫煙本数も減っていく。

↑ 現在習慣的に喫煙している者における、1日の喫煙本数の平均値(20歳以上)
↑ 現在習慣的に喫煙している者における、1日の喫煙本数の平均値(20歳以上)

喫煙者率が減少しているのは周知の通りだが、それと共にヘビースモーカーの比率も減少していることになる。たばこの販売本数の減少が急激な下方カーブを描いているのも理解ができるというもの。昨年分(2009年分)では「女性は横ばいにも見える」としていたが、2010年の動きで「男性よりもなだらかなカーブだが、下げ基調には違いない」と見極められる動きを見せた。

ちなみにこの「喫煙者に対するヘビースモーカー率」は、年齢階層別にみるとばらばらで、規則性がないように見える。

↑ 現在習慣的に喫煙している者における、1日に21本以上吸う者の割合(20歳以上)(2010年)
↑ 現在習慣的に喫煙している者における、1日に21本以上吸う者の割合(20歳以上)(2010年)

男性はかろうじ「喫煙者比率が高い世代程、ヘビースモーカー率も高い」と見ることもできる。ただしそれでは60代の動きが証明できないため、「-っぽい」レベルでしかない。

一応念のため、上記二つの数字から「喫煙・非喫煙者も含めた、その年齢層全体に対するヘビースモーカーの割合」を算出してみたが、やはり規則性を見出すことはできなかった。

↑ 各年齢層におけるヘビースモーカー比率(20歳以上)
↑ 各年齢層におけるヘビースモーカー比率(20歳以上)

50代男性では11人強に1人はヘビースモーカー、という表現が出来る。以前と比べて随分減ってきたかな、という感はある。また、男性は30-60代までは一様に5%-9%位がヘビースモーカー。健康の事を考えれば、もう少し自粛した方が良いとは思うのだが……。


■関連記事:
【世代別成人喫煙率をグラフ化してみる(2011年分反映版)】

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