シャープ製ダントツ、アップル製が大きな伸び…日本のモバイル端末動向をグラフ化してみる

2012/04/25 06:40

シェア世界各地に調査パネルを有するアメリカの調査機関comSCOREの日本支社コムスコア・ジャパンは2012年4月24日、携帯電話の包括調査データベース「モビレンズ(MobiLens)」を用いて分析した、日本の携帯電話利用者の最新状況に関するレポートを発表した。それによると日本の携帯電話(一般携帯電話を意味するフィーチャーフォン、そしてスマートフォンも含む)の契約者ベースでのトップシェア端末企業はシャープで、ほぼ1/4を占めていることが分かった。パナソニック、富士通が続く。アップルは昨年11月から今年の2月にかけて、大きなシェア拡大が確認できる(【発表リリース】)。

スポンサードリンク


今調査はcomScoreの調査パネルMobiLens(13歳以上の携帯電話所有者を対象に定期的な調査・データ取得を実施している)によって行われたもので、日本では携帯電話契約者4000人以上を対象にしている(メイン端末での利用状況を尋ねたもので、サブマシンの状況は対象外)。日本向けのサービスの詳細は【MobiLens公式サイト(日本語)】を参照のこと。

調査レポートでは「日本のスマートフォンの出荷率は、すでに一般携帯電話(いわゆるフィーチャーフォン)を超えている」「携帯電話利用者のうち5人に1人はスマートフォンを所有している」など注目すべき概要を語った上で、いくつかの具体的事例・調査結果を提示している。

まずは昨年末と今年頭における、携帯電話契約者に対する製造元のシェア比。シャープが頭一つ抜きんでており、それにパナソニック、富士通が続いている。

↑ 該当月までの3か月間平均・日本全体の携帯電話契約者シェア(スマートフォン・フィーチャーフォン利用の13歳以上)
↑ 該当月までの3か月間平均・日本全体の携帯電話契約者シェア(スマートフォン・フィーチャーフォン利用の13歳以上)

短期間ではダイナミックなシェア変化が起きようはずもないが、一方で端末メーカーとしては第8位のアップルが4.9%から6.5%にシェアを拡大しており、日本国内における大きな飛躍ぶりが改めて理解できる。

続いてスマートフォン界隈ではよく話題にされる、プラットフォーム(OS)のシェア比。こちらは3か月の動きはほとんど無いに等しい。

↑ 該当月までの3か月間平均・日本全体のスマートフォンプラットフォームシェア(スマートフォン・フィーチャーフォン利用の13歳以上)
↑ 該当月までの3か月間平均・日本全体のスマートフォンプラットフォームシェア(スマートフォン・フィーチャーフォン利用の13歳以上)

アンドロイドは一つにまとめてアップルと比較してよいのか、やや疑問が残るが、ともあれ両タイプによる寡占化が進んでいることは容易に理解ができる。

最後に携帯電話のシェア云々からはやや外れる話になるが、携帯電話全体の利用者における月次行動性向を眺めたものが次のグラフ。電子メールの利用者が56.7%とトップについている。

↑ 利用されたモバイルコンテンツ(2012年2月までの3か月間平均、スマートフォン・フィーチャーフォン利用の13歳以上)
↑ 利用されたモバイルコンテンツ(2012年2月までの3か月間平均、スマートフォン・フィーチャーフォン利用の13歳以上)

スマートフォンの利用率向上も一因だと思われるが、ブラウザの利用よりもアプリの方が高い利用率を締めているのは注目に値する。また日本では電子メールの早期普及であまり注目されないSMSの送信において、4割強が使用したと答えているのも留意が必要。

携帯電話、特にスマートフォンの普及と共に急速に「モバイル・ソーシャル」として利用率の高まりを見せるSNSやブログへのアクセスは2割足らず。テレビや動画の視聴がほぼ同列についている状況を見ると、モバイル端末での娯楽が多様化したようすがうかがえる。

今件では具体的な値は提示されなかったものの、日本国内の出荷率において、スマートフォンがフィーチャーフォンのそれを上回ったという言及は、記憶に留めておく必要がある。携帯電話市場において、フィーチャーフォンからスマートフォンに主役がバトンタッチされたことを表す、一つの指標となるからだ。2012年においてはこのような、モバイル市場の激変を表す話があちこちから聞かれるに違いない。

スポンサードリンク


関連記事



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2018 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー