朝食とる時何してる? 家族と会話、それよりテレビ

2012/05/01 06:35

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iPadで新聞パルシステム生活共同組合連合会は2012年4月17日、朝食に関する調査結果を発表した。それによると週一以上で朝食を取る調査母体においては、朝食を食べている時に同時にしていることのトップには「テレビ視聴」がついた。回答者の8割近くが「朝食を摂りながらテレビを観ている」と答えている。次いで「家族と会話」「新聞購読」が続いている。テレビ視聴や新聞購読はやや高齢者層の回答率が高く、携帯電話やスマートフォンでインターネットの利用は20-30代が多い結果が出ている(【発表リリース(PDF)】)。


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今調査は2012年3月19日から23日にかけて、週に一日以上朝食を食べる15-59歳の男女に対し、携帯電話を使ったインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、世代階層比は10代から50代まで10歳区切りで均等割り当て。調査協力はネットエイジア。

朝食時に食事をするだけでなく、一緒に何かをする「ながら行動」は、過去にも何度か取り上げている。例えば【朝食食べつつすること、トップは「テレビ」次いで「新聞」】【朝食ながら食い トップはTV】などが該当するが、いずれもトップはテレビ視聴がついている。「テレビ視聴」と食事、特に朝食との相性の良さは絶対的なものがある。

今調査でも「朝食時にテレビを見ている」という回答者は77.5%。3/4強、8割近くに及んでいる。

↑ 朝食時に行っていること(複数回答)
↑ 朝食時に行っていること(複数回答)

次いで多いのは「家族と会話」だが、回答率は半分以下に落ちている。一人暮らしでは会話など出来るはずも無く、家族と暮らしていても朝食時間を共に過ごせない事例も少なくない。他の人への気兼ねをすることなく、一人で出来る「テレビ視聴」と比べて回答率が落ちるのも仕方が無い。さらに「新聞購読」「携帯電話・スマートフォンでインターネット」が続く。

これを回答者の世代別に見ると、それぞれの世帯の「日常」がすけて見えてくる。

↑ 朝食時に行っていること(複数回答)(上位陣のみ、世代別)
↑ 朝食時に行っていること(複数回答)(上位陣のみ、世代別)

「テレビ視聴」はオールラウンドらしく全世帯で高い回答率だが、さらに高齢者の方が高め。「新聞購読」はシニア層ほど高く、「携帯電話・スマートフォンでインターネットアクセス」は20-30代、特に20代で多く、「新聞購読」すら追いぬいている。「インターネットへのアクセス」とはいえ、例えばスマートフォンで新聞社サイトを閲覧していれば「新聞購読」に近い、あるいは同義ともいえる行動であり、「携帯電話・スマートフォンでインターネット」の方が柔軟性は高い感はある。

昨今ではスマートフォンだけでなく、タブレット機を用いて「読書」をする事例も増えてきた。今件データの20代階層のように「紙の新聞購読以上にタブレット機やスマートフォンで新聞サイト・アプリを視聴する」世代が多数登場する時代も、あるいはそう遠くないのかもしれない。


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