「サービス」の反動プラスをはじめ震災からの反動が色々と…2012年3月度コンビニ売上高は0.4%のプラス

2012/04/21 07:05

日本フランチャイズチェーン協会は2012年4月20日、2012年3月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると3月は来客数は17か月連続でプラス、平均客単価は先月から転じてマイナスになったものの、売上高は先月同様に上昇した。売上高は前年同月比+0.4%と6か月連続してプラスを記録している(いずれも既存店ベース)(【発表リリース、PDF】)。

スポンサードリンク


今調査の概要、構成企業については過去の記事まとめ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明がなされているので、そちらで確認をしてほしい。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は6か月連続のプラス、全店も6か月連続のプラス
・全店ベース……+5.0%
・既存店ベース…+0.4%

●店舗数(前年同月比)
・+4.0%

●来店客数:既存店は17か月連続のプラス、全店は12か月連続のプラス
・全店ベース……+6.7%
・既存店ベース…+2.2%

●平均客単価:既存店は6か月ぶりのマイナス、全店も6か月ぶりのマイナス
・全店ベース……-1.6%(614.5円)
・既存店ベース…-1.7%(606.8円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+12.4%
・加工食品……+0.3%
・非食品………+0.1%
・サービス……+23.7%
・合計…………+5.0%

※既存店……1年以上営業中の店舗

3月は全般的に天候が悪く、客数の変動が大きくなった。また東日本側では3月上旬としては気象庁の統計開始以降もっとも日照時間の少ない値を更新している。

前年同月は
震災直後の影響が
大きく出たため、
それとの比較から
項目ごとの変移も大きい。
今回計測月は1年前の東日本大地震・震災による影響を大きく受けた2011年3月度の値との比較になる。「加工食品」「非食品」などがまとめ買い・買い占めによる特需の反動でほとんど動きが無く、「日配食品」「サービス」は商品の流通力低下やシステムの休止などもあったことへの反動から大きなプラスを見せている。今後しばらくは、震災起因により大きくぶれた値との比較になるため、イレギュラー的な値にはその旨留意する必要がある。

各コンビニのIRページを見る限り、先の震災での被災地やその周辺地域において相次いで仮設店舗や移動店舗を設け、販売エリア・サービス提供地域の回復を図るなど、状況は確実に回復傾向にある。【セブン&アイHD、セブン-イレブンなどで1280円の「セブンプレミアム LED電球」発売】をはじめとした、節電の世相に合わせて新商品を展開するたくましさを見せるところも見受けられる。さらに今年の夏の電力需給を見越してか、一部店舗ではLED化の促進、節電への取り組みを強化している動きも確認できる。

【セブン&アイHD、長野県で全国初の買い物弱者対策・移動販売「イトーヨーカドーあんしんお届け便」運用開始】などのように、社会構造の変化に伴い中長期的な課題として挙げられている「買物困難者」への対応も、各コンビニでは模索と検証を継続している。一方で【スーパー大手ユニー、サークルKサンクスを公開買い付けで完全子会社化へ】などのように、コンビニ業界内部での再編の流れも続いている。業界全体の動きと合わせ、今後もコンビニの動向に注目していきたいところだ。


■関連記事:
【節電ラベルとポスターと】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2018 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー