なぜ要らない? 「スマートフォンを買わない・使わない理由」とは

2012/04/16 06:50

スマートフォンリサーチバンクは2012年4月11日、スマートフォンに関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち7割強は現時点でスマートフォンを所有しておらず、そのうち半数近くは「今後もスマートフォンを使いたいとは思わない」と考えていることが分かった。その理由の最上位には7割近くの意見として「普通の携帯電話で十分」が挙げられていた。次いで「パソコン(PC)のような機能は携帯電話には不要」「本体が高い」などが続いている(【発表リリース】)。

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今調査は2012年3月31日から4月5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1407人。男女比は730対677、世代構成は10代から60代でほぼ均等割り当て。

今調査母体では3割近い人がスマートフォンを持ち、7割強が現時点ではスマートフォン非保有者という結果が出ている。そしてその「現時点でスマートフォン非保有者」の半数近くは「今後もスマートフォンを購入・利用したいとは思わない」と答えている。

↑ 現時点でのスマートフォン保有状況(複数回答)
↑ 現時点でのスマートフォン保有状況(複数回答)(再録)

↑ 今後購入・利用したいスマートフォンはあるか(利用していないとの回答者)
↑ 今後購入・利用したいスマートフォンはあるか(利用していないとの回答者)(再録)

それではこの「現在スマートフォンを保有しておらず、今後も持とうとは思わない(携帯電話の普及状況を考えれば「一般携帯電話(いわゆるフィーチャーフォン)を利用し続ける」)」人達は、なぜスマートフォンという選択肢を選ばないのだろうか。その理由を尋ねた結果が次のグラフ。

↑ なぜスマートフォンを利用したいと思わないのか(スマートフォン
↑ なぜスマートフォンを利用したいと思わないのか(スマートフォン"購入・利用"非希望者)

最多回答項目は「普通の携帯(フィーチャーフォン)で満足」というもの。全体で7割近く、女性に限れば7割を超えている。一般の携帯電話もスマートフォンも極論としては「道具」でしかなく、その道具を使う人間が求めていないものまで、無理して持つ必要は無いという話。もちろん実際に手にして使いこなすことで、初めて知れる利点も少なくないが(「食べず嫌い」とも表現できる)。

トップの回答項目と似たような主旨なのが、第二位の「パソコンのような機能は携帯電話には不要」。多くのスマートフォン関連の調査結果で、スマートフォンの利用目的・利点の上位には「パソコンのウェブサイトが、携帯できる端末で閲覧可能となる」が挙げられているが(【スマートフォン、買った理由は「PCサイトを見たい」「色んなアプリを使いたい」。では利用しない理由は……!?】。今調査でもしかり)、その機能の必要性は人の立場によって異なる。非常に重要な人もいれば、ほとんど不必要な人もいる。

以下「本体が高い」「バッテリーの持ちが悪い」「アプリを使いたいとは思わない」「本体が大きい」などが続くが、いずれも回答率としては少数派。大勢はやはり「スマートフォンの必要性を感じない」「本体価格が高い」の二つに集約される。

スマートフォンは使いこなせれば便利には違いないが、その便利さで受けられる恩恵の度合いは人それぞれ。同時に甘受しなければならないデメリット(例えばタッチパネルの利用が不得手という人もいる。【タッチパネル製品保有の世帯は8割強、携帯ゲーム機5割・カーナビ1/3】などを参考)と天秤にかけ、一人ひとりが判断すれば良い。自分が「便利だ」と思った事が、万人にとっても「便利」というわけでは無い。現在携帯電話を持っている人全員が、スマートフォンに買い替える必要性も、あろうはずが無い。

7割を占める「普通の携帯で満足」という回答からは、そのような声が聴こえる気がする。


■関連記事:
【タッチパネル製品保有の世帯は8割強、携帯ゲーム機5割・カーナビ1/3】

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