スマホ持ちは外ではスマホか携帯オーディオプレイヤー…家の中と外での音楽視聴性向(2012年発表)

2012/04/17 06:40

【CDや着うたフルなどの世代別シェアをグラフ化してみる】の中ですでに紹介したが、日本レコード協会は2012年2月10日に【 2011年度「音楽メディアユーザー実態調査」】を発表した。この資料に記されているデータを元に、音楽関連の消費者性向動向を確認しながら、【「着メロ」「着うた」などの有料音楽配信販売数と売上をグラフ化してみる(2011年版)】をはじめとした音楽市場の動向を裏付けしたり、消費者の行動を斜め見している。今回は資料の中から「携帯電話やスマートフォンの保有状況と、屋内外での音楽視聴スタイルとの関係」について見て行くことにする。

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今調査は12-69歳の男女(中学生は親の代理回答)を対象とし2011年8月・10月に実施されたもの。有効回答数は4960人。8月はインターネットアンケートで、10月はグループインタビュー方式が用いられた。性別・世代別・地域別にほぼ均等に回答を集めた上で、国勢調査を元にウェイトバックを行い、各種統計では修正後の値を利用している。

以前別途記事で触れたように、今調査母体では3/4が一般携帯電話のみ保有、スマートフォンが17.8%。そしていずれも無しとの回答が6.5%との結果が出ている。

↑ 携帯電話・スマートフォン保有率(2011年)
↑ 携帯電話・スマートフォン保有率(2011年)(再録)

果たして携帯電話やスマートフォンの保有状況は、音楽視聴スタイルと関係があるのだろうか。まずは自宅内でのスタイルを調べた結果が次のグラフ。パソコンの視聴スタイルが多いのはどの区分でも同じだが、スマートフォン保有者がやや高い値を示している。これはひとえにiTunesなどによるものだろう。

↑ 自宅での音楽視聴機器
↑ 自宅での音楽視聴機器

パソコン以外でもデジタル携帯オーディオプレイヤー(iPodなど)、そして携帯電話・スマートフォン自身を音楽視聴用機器として使っている人は、スマートフォン保有者ではかなり多い。前者はスマートフォンとのデータ共有性、後者は「音楽視聴」という観点では「どこにいようとスマートフォン」というスタイルが定着してしまったものと思われる。一方、着メロ・着うたなどが盛況の一般携帯電話だが、室内で音楽視聴用として使う人はごく少数に限られている。

外出先の音楽視聴でも自宅内同様、スマートフォン保有者には他との特異性が見られる。

↑ 外出先手での音楽視聴機器
↑ 外出先手での音楽視聴機器

携帯電話保有者でも外出先で、その端末を音楽視聴プレイヤーとすることは滅多に無い。自動車乗車中ならカーオーディオ、歩きなどならデジタル携帯オーディオプレイヤーを用いることになる。しかしスマートフォンユーザーの多くは自分のスマートフォンを、室外でもオーディオプレイヤーとして活用すると答えている。

グラフ上では表記できなかったが、「スマートフォン保有者の23.5%は、自分のスマートフォンを自宅・外出先双方で音楽プレイヤーとして使っている」と答えている。音楽プレイヤーとしての性能に優れ、その他の多種多様な機能も使えるのだから、「スマートフォンに利用を集約」したくなるのも理解できる。

スマートフォンは今後、本体そのもの普及率がさらに向上していく。今後一般携帯電話のシェアが減り、スマートフォン所有者が増えるにつれ、音楽視聴のスタイルがどのような変化をとげるのか。そしてそれに伴い市場はいかなる変化を見せるのか。気になるところだ。


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