携帯電話の買い替え年数をグラフ化してみる

2012/04/09 06:50

先日【スマートフォンの出荷台数などをグラフ化してみる】でスマートフォンの日本国内出荷台数などを吟味したが、その際に「携帯電話の平均的な買い替え年数は3.6年」という値を挙げた。この数字、【携帯電話の普及率推移をグラフ化してみる(2011年版)】などでも参照している、内閣府の【消費動向調査】内で毎年更新されている値の一つ。先日のスマートフォン周りの記事展開を機会に調べてみたところ、なかなかに面白い動きをしていることが分かった。今回は今後他の携帯電話周りの記事でも使われる可能性も考慮し、一通り「携帯電話の買い替え年数」についてまとめておくことにした。

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消費動向調査では年1回3月分において、他の月よりは細かい内容を調査している。その中の項目に「第6表 主要耐久消費財の買替え状況」というものがある。これは「対象品目を買い替えていたら、買い替え前にどれだけの期間使っていたか」を尋ねた結果であり、直近の買い替え実施者の「買い替えまでの年数」が示されることになる。

今回はスマートフォンも含めた携帯電話(調査票には「携帯電話」とだけ表記があり、スマートフォンなどは別途用意されていない)の買い替え年数を抽出する。なお2002年から2009年までは総世帯(単身世帯+二人以上世帯)の全体値、2009年以降はさらに総世帯の世帯主における男女・3世代区分別の値まで用意されている。

まずは全体的な買い替え年数の推移。

↑ 携帯電話買い替え年数推移(年、総世帯)
↑ 携帯電話買い替え年数推移(年、総世帯)

意外な事に毎年少しずつ、平均的な買い替え年数は延びる傾向にある。直近2011年では3.6年。2002年から1.8倍もの伸びである。伸びた理由については「携帯新製品の飛躍的な性能向上が見受けられない、今の手持ちので十分」「機種変更のための足かせがきつくなった(-年縛りなど)」「新機種購入のための負担が重い」などが考えられる。新機種の需要増加を望む携帯電話各社にとっては頭の痛い話だ。

次のグラフは男女世代別に動向を記したもの。データが存在する2009年以降のみを取り上げる。

↑ 携帯電話買い替え年数推移(年、総世帯)(属性別)
↑ 携帯電話買い替え年数推移(年、総世帯)(属性別)

男女別ではあまり差異は無いが、やや女性の方が長い感はある。一方世代別では圧倒的に高年齢世代ほど買い替え年数は伸びる。60歳以上直近では、買い替えまでに4.2年を費やしている。

興味深いのはほぼすべての属性で「年代経過と共に年数が伸びる」にも関わらず、29歳以下は横ばい、むしろ直近では下がる動きを見せていること。流行に敏感で、スマートフォンなどの新しい技術にも積極的に顔を出す若年層は、やはり短い期間での買い替えを模索するのだろう。

「平均3.6年、若者2年中堅3年、お年寄りは4年強」と携帯電話の平均買い替え年数覚えておくと、きっとどこかで役に立つに違いない。

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