【更新】スペイン周りでまた火がついているが…海外投資家、2週ぶりの買い超し(12/04/05)

2012/04/06 06:45

東京証券取引所は2012年4月5日、2012年3月26日から3月30日(3月第4週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は3兆4547億2529万2000円なのに対し、買い総額は3兆6338億9750万3000円となり、差し引き1791億7221万1000円の買い超しとなった。これは先週から転じて2週ぶりの買い超しとなる。なお法人は売り超しを継続、個人は売り超しに転換、証券会社も売り超しに転じている([最新発表リリース、PDF])(※今件記事はすべて東証第一部のみに限定した値であることに注意)。

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3月26日から3月30日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……6789億5780万4000円/4322億1020万1000円(2467億4760万3000円売超)
・個人……1兆2255億6759万4000円/1兆2081億5423万2000円(174億1336万2000円売超)
・外国人……3兆4547億2529万2000円/3兆6338億9750万3000円(1791億7221万1000円買超)
・証券会社……1022億6143万2000円/987億4305万6000円(35億1837万6000円売超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

2月27日-3月2日……1382億2091万1000円買超
3月5日-3月9日……390億6837万8000円買超
3月12日-3月16日……2750億7119万0000円買超
3月19日-3月23日……2735億3140万6000円売超
3月26日-3月30日……1791億7221万1000円買超

【国債・公債のデフォルト確率上位国をグラフ化してみる(2012年3月15日版)】にもある通り、ギリシャへの第二次支援策に絡む状況の混乱は山場を超えた。、欧米共に株価・為替は安定した方向に動きつつある。現在進行週では再びスペインの国債入札周りで懸念が再燃しているが、これも杞憂と拡大解釈的な側面が強く、大勢としての方向性に変化は無い。

一方、原油価格は上昇を続け、さらに円安が進んでいることで国内の原油商品周り(特にガソリン)価格の上昇が、景気の足かせになる心配も。燃料関連の価格上昇は、ただでさえ今後の動向が不安視される電力需給にとってはマイナス要素でしかない。そして産業全体を支える「電気」の見通し不安が、経済全体の先行きへのネガティブな見通しを積み重ねている。

日経平均株価は3月末の権利確定後も、今回対象期間では横ばいを続けていた。次回計測週(つまり現行進行週)では下げ基調の気配があるが、日経平均株価1万円という心理的節目を切った影響によるところが大きい。見方を変えれば、投資家の疑心暗鬼が強まっており、少しの材料でも流れを変え得る動きになる状況を示唆している。時期的な区切りとなるゴールデンウィークまでの約一か月間、どのような情報で市場心理が揺り動かされ、そして市場が動いていくのか、気になるところではある。

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