パソコン9割近く、モバイル5割足らず…米未成年のインターネットアクセス手段
2012/04/07 06:40


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今調査は2011年4月19日から7月14日に渡り、アメリカ合衆国内に居住する12歳-17歳の男女、さらにはその両親に対して、電話での通話(英語とスペイン語)を用いて行われたもの。有効回答数は799人。分析上の値では国勢調査の結果に従ったウェイトバックが行われている。
今調査母体で携帯電話(一般携帯(いわゆるフィーチャフォン)以外にスマートフォンも含む)を所有しているか否かについては、所有率は77%、3/4強に該当する。また、そのうち約3割はスマートフォンの所有者。

↑ 携帯電話を持っているか(米、12-17歳)(2011年4月-7月)(再録)

↑ 所有携帯電話はスマートフォンか否か(所有者限定)(米、12-17歳)(2011年4月-7月)(再録)
それではモバイル系機器を上記の所有率で有する調査母体では、インターネットへのアクセスにはどのような機器を用いているのだろうか。過去一か月間において、ネットアクセスに用いた機器を複数回答で聞いたのが次のグラフ。パソコン(デスクトップ、ノートパソコンを問わず)との回答が88%に達し、他のどの機器よりも高い値を示した。

↑ 直近1か月間においてインターネットを使った機器(米、12-17歳)(2011年4月-7月)
月一以上の使用なので、半ば日常的に用いているツールと見てよいだろう。8割近くが携帯電話所有者にも関わらず、その携帯電話経由でインターネットにアクセスした人は5割にも届かない。パソコンは自前のものでは無く、保護者や兄弟のもの、あるいは友達や学校のを借りた場面も多々考えられるが(「利用率」であって「所有率」ではないことに注意)、ともあれインターネットへのアクセスには一番快適な環境となりうる、パソコンの利用がもっとも多い。

一方でタブレット機の利用はまだ16%でしかない。タブレット機そのものの普及率が低いのが主要因だが、今後浸透が進めば「スマートフォンよりも広い画面」「パソコンよりも高い機動力」を活かす形で、子供のネットアクセスツールとして多用されるに違いない。
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