体感ゲームは手軽なものが好まれる傾向、そして実際に遊んでみると「一人で…」と思う人も

2012/04/07 12:00

Xbox360 Kinectでのジェスチャー認識東京工芸大学が2012年3月29日に同校公式サイト内で発表した、ナチュラルユーザーインターフェース(人間の五感や人間が自然に行う動作を利用して機械を操作する方法)に関する調査結果「東京工芸大学、ナチュラルユーザーインターフェースに関する調査」によると、調査対象母集団では、WiiのリモコンやPS Move、Xbox360のKinectのような家庭用ゲーム機における体感型機器を使ったゲームについて、「やり込み型では無くお手軽なゲームで遊びたい」とする人が8割を超えていた。一方プレイヤー数に関しては、「一人で」「大人数で」がほぼ半数だが、プレイ経験のある人は「一人で」を好む人の割合がやや増える傾向が確認できる(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2012年2月15日から22日にかけて携帯電話を用いてインターネット経由で実施されたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、年齢階層比は10代・20代・30代・40代で均等割り当て。

以前【家庭用の体感型ゲームで遊んだことがある? 経験者は7割近く・圧倒的なWiiの多さ】で触れたように、今調査母体ではジェスチャー認識タイプなどの体感型機器で遊んだ経験がある人は2/3近くに達している。

↑ 家庭用体感型ゲーム機器で遊んだことがあるか(いずれの機種でも可)
↑ 家庭用体感型ゲーム機器で遊んだことがあるか(いずれの機種でも可)(再録)

それでは家庭用体感型ゲーム機器を用いたゲームでは、どのようなタイプのソフトで遊びたいだろうか。まずは「手軽に楽しめる」「難易度が高くやりこめる」のいずれか、つまりライトユーザー向けかゲームマニア向けかで尋ねた結果が次のグラフ。両方の選択肢それぞれに「それに近い」「どちらかといえばそれに近い」の強弱2種類を用意し、合計で4つの選択肢項目を提示。いずれかを選んでもらって両派それぞれの回答をまとめている。

↑ 体感型ゲームにどんな印象を持っているか(遊びたいタイプのゲーム)(手軽か、難易度が高くやりこめるゲームか)
↑ 体感型ゲームにどんな印象を持っているか(遊びたいタイプのゲーム)(手軽か、難易度が高くやりこめるゲームか)

全体では8割強が「手軽派」。多くの人が「体感ゲームなら手軽なものが良い」と考えていることになる。大勢では属性別の区別は無く、強いて言えば「若年層、男性、プレイ経験無し」ほど高難易度のゲームを求める傾向が強い。ゲームそのものへの執着心以外に、体力の問題もあるのだろう。

次に尋ねたのは「マルチプレイかソロプレイか」。要は一人の方が楽しめるか、むしろ多人数で遊んだ方が盛り上がるのが前提のゲームか。全体ではほぼ半々に分かれるという回答結果になった。

↑ 体感型ゲームにどんな印象を持っているか(遊びたいタイプのゲーム)(一人でも楽しめるか、大人数で盛り上がれるか)
↑ 体感型ゲームにどんな印象を持っているか(遊びたいタイプのゲーム)(一人でも楽しめるか、大人数で盛り上がれるか)

こちらは先の「手軽か高難易度か」よりも属性別の傾向がはっきりと出ている。まず世代別だが、明らかに「若年層ほど多人数プレーを好む」傾向にある。普段からスポーツや卓上競技(麻雀など)に慣れていれば話は別だが、多くの大人は他の人達と共に遊ぶ機会はさほど多くない。ましてや歳を取ると、「はしゃぐ」レベルでの他人との付き合い方にも気恥ずかしさを覚えるのだろう。そして男女別では男性の方が、多人数でのプレーを好む傾向がある。

気になるのは「遊んだ経験がある人ほど、『一人でのプレー』を好む傾向が強くなる」こと。大体10ポイント内外の差が出てしまう。色々と映像や雑誌を見たり知人から聞いた上では「皆で遊ぶと面白いに違いない」とのイメージを持ちながら、いざ遊んでみると思った以上の気恥ずかしさを覚えてしまい、「一人で遊べるタイプのゲームの方がいいかな」と認識するのだろう。



Xbox360 Kinectでのジェスチャー認識体感ゲームと多人数プレーは必ずしも連動していない。これまでのゲームコントローラーでも多人数プレーは可能なのに違いは無く、『Wiiフィット プラス』のように一人での利用にまったく支障の無い体感型ソフトも多数存在する。

ただし多人数でのプレーでは、他人のプレイスタイルを眺めて楽しむことも、ゲームの遊びの要素として存在する。体感ゲームでは見て楽しめる要素が多いので、大人数でのプレーに向いているに過ぎない。

手軽に楽しめること、そして若年層は皆で・中堅層は一人ででも内容を堪能できること。体感型ゲームには、そのような需要があることを頭に留めおくとよいだろう。

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