気温が低く冬物商品が好調、衣料品も上昇…2012年2月度チェーンストア売上高、プラス0.3%

2012/03/23 06:45

【日本チェーンストア協会】は2012年3月22日、チェーンストア(スーパーやデパートなど)の2012年2月度における販売統計速報を発表した。それによると2012年2月は全体的に気温が低く冬物商品が好調、またイベント系アイテムも伸びを見せ、さらにうるう年効果もあり、前年同月比は7か月ぶりにプラス値、+0.3%(店舗調整後)を記録した(【発表リリース、PDF】)。

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今調査結果は協会加入の60社・7853店舗に対して行われている。店舗数は先月比で7店舗減、前年同月比で74店舗減。売り場面積は前年同月比103.6%と3.6ポイントほど増えている。

分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値が出ている。ちなみに数字はすべて店舗調整後(1年前のと比較するため、昨年存在しなかった店舗の分を除いた値)によるもの。

■総販売額……9678億7537万円(前年同月比100.3%、△0.3%)
・食料品部門……構成比:65.4%(前年同月比100.4%、△0.4%)
・衣料品部門……構成比:9.4%(前年同月比100.3%、△0.3%)
・住関品部門……構成比:19.1%(前年同月比100.2%、△0.2%)
・サービス部門…構成比:0.3%(前年同月比96.6%、▲2.0%)
・その他…………構成比:5.7%(前年同月比100.7%、△0.7%)

イベントアイテムの
堅調さに加え
うるう年効果でプラスに。
2月は昨月に続き全国的に平均気温が平年比で1度-2度低く、これが冬向けの防寒衣料の動きの一部を加速させた。また、バレンタインや節分の日などのイベントアイテムで、食品周りの動きが堅調。その上今年はうるう年で昨年同月より1日多く、これが単純計算で1日分・3.6%の底上げとなり、結果としてほぼすべての項目で前年比プラス、総合値もプラスとなった。

具体的には、食料品においては相場高もありトマトやレタス、キャベツなどは堅調だが、ジャガイモなどは不調。畜産品は和牛は相変わらず不調、さらに豚肉も不調だが、鶏肉は堅調。水産物は鮮魚は不調、刺身などの動きも鈍かった。惣菜はサラダなどの洋総菜は堅調。野菜の高値を受けて、割安な出来あい物に注目が集まったようだ。その他商品ではテレビで話題となったトマトジュースや保存食、ヨーグルトなどで良い動きが確認できる。

衣料品では気温の低下からセーターやコートなどの冬物商品が好調。住関品では風邪薬などの医薬品が堅調となり、インフルエンザの流行期にあることを実感させる。液晶テレビは不調。今月の資料には自転車周りの言及は無く、ようやくピークを過ぎた感がある。

防災用品今月分では食料品・住関品双方の項目で「防災」関連商品の堅調さが目に留まった。これは昨年の東日本大地震・震災から3月11日で1年を迎えるにあたり、消費者側が防災を意識、各社ともそれに対応した防災アイテムを展開しているのが要因。従来この類の動きは防災の日である9月1日に向けてのものだったが、今後は2-3月にも同じような傾向を示すようになるのだろう。

今回月はかろうじて前年同月比でプラスを示したが、上記で言及しているように、「うるう年」効果で救われた面が大きい。うるう年を考慮して「同じ日数で」換算すれば全項目・総販売額共にマイナスを示すことになるため、7か月ぶりにプラスとなったとしても、ぬかよろこびは出来まい。

食料品のうち「和牛」などの不調さは、以前から続いている買い控え傾向に伴うもので、食料品全体への影響は限定的。とはいえ「状況」は継続中。デマや妄言、扇動に惑わされることの無いよう、一人ひとりが自分自身のことに注意しつつ、引き続き十分以上の動向監視を続けねばなるまい。

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