飲んで帰ってみると自分の車が変身している広告

2012/03/26 06:45

タクシー……?【「他人に厳しく、自分に甘い」を再確認させて戒めるプロモーション】などで紹介したが、飲酒運転のリスクは世界共通であることから、自動車関連協会だけでなく居酒屋やその類の店自らもまた、「飲酒運転は止めましょう」的なプロモーションを積極的に行っている。事故防止は間接的にお店にも業務の健全化や規制リスクの軽減、そして社会的貢献など、数多くのメリットをもたらすからだ。今回紹介するのもその類の広告活動。シンプルな素材を用い、該当者本人だけでなく、周囲の人にも大きな広告効果をもたらすものである(Coloribus.com)。

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これは中東のドバイでオープンしたナイトクラブ「Mahiki」が展開した、飲酒運転防止のプロモーション。同店舗でサービスを受けてお酒を含んだ人が、自分の自動車で帰宅・移動して飲酒運転をしないように、代わりにタクシーを呼んで欲しいとの考えから実施したもの。

まずは同国内で運転されているタクシーのランプと同じ形の、三角柱の造形を用意する。

↑ 普通の自動車もタクシーに早変わり……!?
↑ 普通の自動車もタクシーに早変わり……!?


↑ 実際のドバイのタクシー。タクシーの使い方を解説した観光案内動画
↑ 実際のドバイのタクシー。タクシーの使い方を解説した観光案内動画「How To Guides: Reserving a Taxi」から。

正面から見ると、普通の自動車がタクシーに見える仕組み。このプレートをMahiki周辺にある駐車場や、自動車が一時駐車されそうな場所にある自動車の天井部分に、片っ端から置いていく。

自動車の持ち主がほろ酔い気分で戻ってみると、自分の車がタクシー状態。「何が起きた!?」とばかりにプレート部分を手に取り、「タクシー」の表記の反対部分に目を通すと、Mahikiのロゴと共に「飲んだら乗るな(there's no need to drink and drive)」とのメッセージ、そして「ドバイタクシーを呼びましょう。電話番号は-」との表記。

↑ 「なぜタクシーに?」とばかりにランプ部分を手にすると「飲んだら乗るな」のメッセージ
↑ 「なぜタクシーに?」とばかりにランプ部分を手にすると「飲んだら乗るな」のメッセージ

ここで持ち主は自分が酔っていることを再認識すると共に、飲酒運転では無くタクシーを呼んで安全に帰路につくことを思い起こすようになる。さらにMahikiの粋な計らいにニヤリとする次第。

今件の切り口は、経費はさほどかからない(タクシーのランプを模した置物はシンプルな造形なので、安価で創れる。あとは配するだけだが、店員なりアルバイトを使えば良い)。そして自動車で来店したお客に直接訴えかけるだけでなく、周囲を行き交う人々にも間接的にMahikiのセンスある「お客への配慮」をアピールできる。もちろん交通安全の啓蒙という点でも企業イメージの向上が見込める(その上「ドバイタクシー」社との信頼関係も積み増せる)。さらにこのハイセンスなやり方がソーシャルメディアで紹介されることにより、より多くの喧伝効果が表れることになる。

日本では法令上の問題もあり難しいかもしれないが、その発想は見習いたいところではある。

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