ケガをしても憂鬱な気分がちょっぴり晴れそうな広告

2012/03/23 06:50

ラガーマンの腕……?腕を骨折・ねんざした際に、患部を安定させるために用いられるのが「アームスリング」。漫画などでは包帯の部分にマジックペンで落書きをされるのが常というものの、実際にそのようなイタズラをされることは(滅多に)無い。外見はといえば、中にはカラーリングを施しているのも見受けられるが、大抵は白一色でそっけないものである。今回紹介するのは、やもすると見ているだけでつけた本人の憂鬱な気分を誘いかねない「アームスリング」を用い、本人も周囲の人も、ちょっぴりハッピーにさせてくれる広告である(I Believe in Advertising)。

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↑ ぱっと見はラガーマンがラグビーボールを抱えている様子
↑ ぱっと見はラガーマンがラグビーボールを抱えている様子

これはブラジル、サンパウロ市にて[ブラジルラグビー協会(CBRu、Brasil Rugby)]が病院や整形外科に向けて展開したプロモーション。通常のアームスリングの代わりに、少々工夫を凝らしたものを患者につけさせるだけで準備は終了(当然、本来のアームスリングとしての役割は備わっている)。

↑ 装着はきわめて簡単
↑ 装着はきわめて簡単

普通のアームスリングは単なる平坦なカバーで創られているが、CBRuが用意したものは、見た目がCBRuのロゴ付きのラグビーボールと、そのボールを抱えるムキムキな筋肉質の腕。もうお分かりだろう。アームスリングで固定している腕の状態と、ラグビーボールを抱えて走るラグビー選手のポーズが似通っているので、見た目をそっくりにさせてしまうという工夫だ。もちろん宣伝として期待している効果は「ラグビーを見ましょう、応援しましょう」という意味合い。ラグビーの周知という観点だけでも十分価値はある。

少々遠目に見ればラグビーボールを抱えたまま街中を歩いている、ちょっとしたラガーマンのように見えるし、「ケガをしているのか」と周囲に余計な心配をかけさせることも無い。何より患者本人が、ケガをしている自分自身の状態を見て憂鬱な気分になることから避けさせてくれる。

難点は二つ。一つは好奇心のあまり、アームスリングを触ろうとする人が出てくるかもしれないこと。見た目はムキムキでも、実際にはケガをしているのだから、触られては困ってしまう。もう一つは、ラグビーをしていない人でもこれを使うと、ラガーマンと勘違いされてしまうこと。ケガが治った後に、ラグビー部に勧誘される可能性もある。もっともそれで新たな道が開けるかもしれないし、CBRuにしてみれば未来のスター選手の誕生を期待できる。それはそれで良い話なのではある……のかもしれない。

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