Google浸透が進む…米検索利用者の検索エンジン選択傾向

2012/03/21 07:10

検索エンジンを検索アメリカの調査機関【Pew Reserch Center】は2012年3月9日、アメリカ国内における検索エンジンの利用状況に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうちインターネット利用者においては、毎日検索エンジンを使っている人は過半数の54%に達していることが分かった。また、検索エンジン利用者で「もっとも良く使っている検索エンジン」として8割以上の人は、Googleを選んでいることが明らかになった。これは8年前の2004年と比べて2倍近い値を示していることになる(【発表リリース】)。

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今調査は2012年1月20日から2月19日にかけて、18歳以上のアメリカ在住の人にRDD方式で選ばれた電話番号に対し、口頭調査(英語とスペイン語)で行われたもので、有効回答数は2253人。うち1352人は固定電話で、901人は携帯電話で回答した(携帯電話回答者において440人は固定電話が世帯内に無い人)。回答者のうちインターネット利用者は1729人(全体比76.7%)。統計結果は2011年分の国勢調査結果によるウェイトバックがかけられている。

先に【大卒は3/4が毎日利用…高学歴・高年収ほどよく使う米検索エンジン事情】でも触れているように、インターネット利用者に対する検索エンジンの利用性向(利用経験率)は10年前から高い傾向にある。直近の2012年では91%。また全般的に40代未満・高学歴・高年収ほど高い利用性向を持つことが確認されている。

↑ 検索エンジンの利用状況(米、2012年1-2月、インターネット利用者限定)
↑ 検索エンジンの利用状況(米、2012年1-2月、インターネット利用者限定)(再録)

それではそれら「検索エンジン利用者」はどのサービスを用いているのだろうか。「一番よく使う検索エンジン」として一つ挙げてもらったのが次の結果だが、2004年時点ではYahooがGoogleに肉薄する形だったものの、直近2012年ではGoogle一強状態となっているのが分かる。

↑ もっともよく使っている検索エンジンは(米、検索エンジン利用者限定)
↑ もっともよく使っている検索エンジンは(米、検索エンジン利用者限定)

大本の設問を調べると選択肢には「Google」「Yahoo」「分からない・無い」以外に「Bing」「AOL」「Ask」「Lycos」「MyWebSearch」など各主要検索エンジンの具体名が記されており、「Google」「Yahoo」が優位となるような設題は行われていない(ちなみに2004年当時、AOLは5%、Askは2%の回答率を得ている)。いかにGoogleがアメリカの検索エンジン利用者に多用されているか、圧倒的支持を受けるようになったかが分かる。

一つ注意しなければならないのは、これはあくまでも「もっとも使っている」であり、選択した項目以外の検索エンジンをまったく使っていないわけでは無いこと。別調査機関(nielsen)の調査結果になるが、2011年におけるウェブブランドのユニーク来訪者数を見ると、Googleが1.53億人に対しYahooは1.30億人という値が出ている。

↑ 2011年におけるトップウェブブランド(米、上位5位、月次ユニーク来訪者、億人、nielsen調べ。
↑ 2011年におけるトップウェブブランド(米、上位5位、月次ユニーク来訪者、億人、nielsen調べ。【Nielsen’s Tops of 2011: Digital】から)

もちろんYahooはGoogleと比べて検索エンジン「以外」のコンテンツも多数取り揃えており、そちらの値も加算されている以上、「検索エンジン」の利用性向を図る物差しとしてはややぶれが大きい。しかし利用全体のシェアとして「Google 83%」「Yahoo 8%」という極端な差は出ていないものと思われる。

とはいえ、自分自身が検索エンジンを使う際の利用スタイルを考えると、複数のサービスを同時に使う機会はさほど多くは無い。Googleの圧倒的な優位性という事実は覆せないと考えて間違いない。

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