情報収集ツール、時間の使い方、仕事への考え方…震災を経て変化した人は約2割

2012/03/14 12:00

変化DIMSDRIVEは2012年3月8日、東日本大地震発生から一年経過にあたり、震災前と調査時点における心境変化に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、震災後に情報収集ツールに変化が生じた人は約2割に達していることが分かった。時間の使い方や仕事に対する考え方、自分の中で大切にしているものが変わったと感じた人も同程度見受けられる。震災は人々のさまざまなライフスタイル、価値観に変化をもたらしたことがうかがえる(【発表リリース】)。

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今調査は2012年2月10日から23日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万0106人。男女比は55.9対44.1、既婚率は66.9%、世代階層比は10代0.6%・20代6.2%・30代21.7%・40代33.2%・50代22.5%・60歳以上15.8%。一人暮らし率14.4%。

2011年3月11日に発生した東日本大地震(本震)とそれに関連する各種震災を経て、人々の心理状態・心境・行動性向には大きな変化が生じたと言われている。各種調査ではその変化を裏付ける結果が出ているが、今件項目でもそれが容易に見て取れる。今項目では主に価値観や日々の生活の中での行動指針的なものにスポットライトを当てているが、提示した項目が巧みなのか、大体同じような値が出てしまっている。

↑ 震災前と比べて自分自身の生活・考え方に変化はあったか(価値観編)
↑ 震災前と比べて自分自身の生活・考え方に変化はあったか(価値観編)

本編では「情報収集に使うツール」として具体例に「テレビ・新聞・ツイッターなど」と、メディア方面を強く意識する設問が行われているのが確認できる。震災時の情報収集ツール・インフラの脆弱性の露呈や、意外に役に立ったもの、予想以上に役に立たなかったものに対する価値評価の再認識(【地震情報で見直される「ラジオ」、評価を受ける「ソーシャルメディア」、そして……】)が行われ、それが行動に移されたと見てよい。とはいえ、約2割という値は判断に迷う水準ではある。

また、「時間の使い方」「仕事に対する考え方」「自分の中で大切にしているもの」「趣味」など、一人ひとりの価値観に関わる項目でも、2割前後の人が変化を体感しているのが分かる。生活様式の変化や節電などへの心構えだけでなく、もっと根本的な、人としての日々の生活における深層部分に関わる「価値観」に「動き」を生じたことを「自認」しているのが分かる。

リリースでは「(2割程の人が実態感するほど)東日本大震災は人の価値観を変化させるほどの大災害だった」と説明している。しかしこの回答は、あくまでも回答者本人が「価値感が変わった」と認識した上での値に過ぎない。本人が気がつかない、自認していないうちに、価値観に変移が生じている人も少なくあるまい。


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