中学生は平均2500円…子供のこづかい額をグラフ化してみる(2011年版)

2012/03/15 07:05

貯金箱金融広報中央委員会の「知るぽると」は2012年2月22日に同委員会の公式サイトにおいて、【家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](2011年)】および【家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯](2011年)】を発表した。この発表資料ではお金のやりくりの視点から、一般世帯の動向を推し量れる数多くのデータが開示されている。今回はその中から「子供の小遣い額」について焦点を当てることにする。

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調査対象母集団の詳細や項目名の定義などは2012年3月の記事【金融資産を持たない世帯、二人以上は3割近く・単身は4割近く】などで確認してほしい。過去もほぼ同形式で行われているが、「単身世帯」調査は2007年以降に限定されている。もっとも今件は「子供の小遣い」「仕送り」共に二人以上世帯を前提にしている。

調査母体のうち子供がいる世帯に対して、その子供に渡している小遣いの金額を尋ね、平均値を出した結果が次のグラフ。例えば小学校入学以前の子供に対して、何か欲しがった時に買い与えるなどして、普段は小遣いを渡していない世帯は平均換算には含まれていない。

↑ 子供の小遣い額(二人以上世帯)(回答世帯平均)(円/月)(2011年)
↑ 子供の小遣い額(二人以上世帯)(回答世帯平均)(円/月)(2011年)

小学校低学年で500円強、高学年になると1000円強、中学生で2500円程度が平均額となる。高校生では6000円近く、大学生は(小遣いをもらっているとすれば)平均で2万円強。

この小遣い額の平均推移を1971年以降について見たのが次のグラフだが、1980年にかけて一定の上昇が見られた後は、高校生以外は(多少の起伏はあれど)ほぼ一定額を維持しているのが分かる。

↑ 子供の小遣い額(二人以上世帯)(回答世帯平均)(円/月)
↑ 子供の小遣い額(二人以上世帯)(回答世帯平均)(円/月)

消費者物価指数が1980年後半以降、ほとんど変動していないのは【過去60年にわたる消費者物価の推移をグラフ化してみる(2011年分データ反映版)】で解説した通り。子供の小遣い額も中学生・高校生向けの金額については、それに大体即している形となる。

一方1980年代後半では中学生・高校生で明らかに大きな減退、小学生でも小規模な減少が見受けられる。いわゆる「バブル崩壊」が、子供のふところ事情にも少なからぬ影響を与えていたことが確認できる。




やや余談となるが、同資料には2007年以降の仕送り額について、送る側・受ける側双方の平均金額も寄せられている。

↑ 仕送りの支払い・受け取り(回答世帯平均)(万円/月)
↑ 仕送りの支払い・受け取り(回答世帯平均)(万円/月)

全般的に「仕送りする額」が「仕送りを受ける額」よりも大きくなっているのは、回答母体が「二人以上世帯」に限定されているため。「仕送りする側」が送る相手は単身世帯の学生の可能性もあり、それ相応の額が必要になる。一方、受ける側は二人以上世帯のため「就労世帯だが手取りが少ないので、補助を親世帯から受けている」事例が多分に考えられるため、額面も少なめとなる。

経年変化を見ると、2010年の下落(イレギュラーか、リーマンショックの影響だろう)をのぞけば、少しずつ増える傾向が見受けられる。仕送りを受ける側にしてみれば有りがたい話だが、送る側にはやりくりが大変な状況になりつつあるともいえよう。

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