主要国のスマートフォン機種企業上位陣をグラフ化してみる

2012/03/08 12:00

Nokiaのスマートフォン世界各地に調査パネルを有する米国の大手調査機関comSCOREは2012年2月23日に、モバイル端末、中でも特にスマートフォンに関わる調査結果を発表した。今リリースには同社が持つ調査パネル(調査を受ける対象として登録されている人たち)を対象とした、主要国のモバイル端末事情に関する結果値が数多く盛り込まれている。今回はその中から、「スマートフォン本体の発売企業上位陣」について見て行くことにする(【発表リリース】)。

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今回用いたデータはcomScoreの調査パネルMobiLens(13歳以上の携帯電話所有者を対象に、定期的な調査・データ取得を実施している)の公開値。これはアメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・スペイン・イタリア・カナダ・日本を対象国としており、調査対象数はアメリカが1万人、イギリスとドイツが5000人、フランス・スペイン・イタリアが4000人、カナダが5000人などとなっている。日本向けのサービスの詳細は【MobiLens公式サイト(日本語)】を参照のこと。

日本ではスマートフォンの機種企業(OS提供企業やサービスプロバイダでは無い)としてはAppleやシャープ、ソニー、NECなどが頭にイメージされる。しかし他国すべてで同じ企業がシェア争いをしているわけではない。Apple社の端末はともかく、Androidは多様なメーカーが端末を発売しているため、同じOSでも発売企業が異なり、国ごとの事情でシェアも大きく変わり得る(【アメリカのスマートフォンのシェア動向をグラフ化してみる(2011年2Q版)】)。

今調査ではパネル対象国8か国それぞれの、スマートフォンにおける発売企業上位3位と、その企業のシェアを掲載している。それをグラフ化したのが次の図。

↑ 主要国スマートフォンの上位OEMシェア(2011年10-12月平均)(comScore MobiLens)
↑ 主要国スマートフォンの上位OEMシェア(2011年10-12月平均)(comScore MobiLens)

日本はスマートフォンの約1/3がApple=iOS、資料別途データによると6割ほどがAndroid、WindowsMobileが5%強。Androidで国産企業が善戦しているのが分かる。

世界全体を見回すと、順位やシェアの違いはあれどAppleが健闘し、多くの国でトップかそれに近い状態にある。資料では特にイギリスとフランスについて触れているが、それによると(今資料調査期間の1年前にあたる)2010年時点では両国ともAppleは上位3位以内にすら無かったものの、スマートフォン全体の普及とiPhone4Sのヒットが順位を押し上げたとしている。

Nokiaのカンファレンス一方、NokiaやSamsungのブランドの健闘が目立つ。とりわけイタリアでは過半数、スペインでも4割近くはNokia製。Nokiaでは自社スマートフォンには必ずといって良いほど機能の高いカメラを搭載しており、これが同国の国民性にマッチした、受けられる要因の一つになったものと思われる。また両国では一般携帯(非スマートフォン)でもNokia社のシェアが高く(共にトップ)、これも小さからぬ原因といえる。もっともEU全体ではNokiaのシェアは急落する傾向が確認されており(主にSamungやAppleにシェアを食われている)、今後も同等の地位を維持できるかは定かではない。

またカナダにおける、RIM端末=BlackBerryのシェアの高さも注目に値する。comScoreの調査パネルMobiLens対象8か国では、カナダは唯一スマートフォンでRIMがトップシェアを誇る国。もっともそのカナダでもAppleやAndroid系端末の伸びは著しく、(OSのシェアでは)直近6か月で6ポイントものシェアを落としたとのこと(大部分はAndroidへ移行したとの数字が出ている)。

OSそのもののシェア動向と合わせ、機種のシェア動向も気になるところ。今回のように国別の現状を並べると、それぞれの国の事情がすけて見えてくるというものだ。

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