モバイル端末のネット率、米英5割強・日本は3/4超

2012/03/05 06:40

モバイル端末世界各地に調査パネルを有するアメリカの調査機関comSCOREは2012年2月23日、モバイル端末、特にスマートフォン関連の調査結果を発表した。今リリースには同社が持つ調査パネルを対象とした、主要国のモバイル端末事情に関する興味深いデータが数多く盛り込まれている。今回はその中から、調査各国における「携帯電話をはじめとした各モバイル端末を、インターネット端末として利用する人の割合」について見て行くことにする(【発表リリース】)。

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今データはcomScoreの調査パネルMobiLens(13歳以上の携帯電話所有者を対象に定期的な調査・データ取得を実施している)の結果を元にしたもので、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・スペイン・イタリア・カナダ・日本を対象国としている。調査対象数はアメリカが1万人、イギリスとドイツが5000人、フランス・スペイン・イタリアが4000人、カナダが5000人など。日本向けのサービスの詳細は【MobiLens公式サイト(日本語)】を参照のこと。

今調査は携帯電話経由でのものとなるので(※携帯電話「を利用したインターネット」経由では無い事に注意)、回答者はすべて携帯電話などのモバイル端末を有していることになる。この回答者のうち、その携帯電話(など)で「ウェブブラウジング」「アプリへのアクセス」「コンテンツのダウンロード」などインターネットを使うする端末として利用した割合を調べた結果が次のグラフ。トップは日本で76.2%。携帯電話などのモバイル端末利用者の3/4強が、その端末をインターネットへのアクセスに使っている計算になる。

↑ モバイル端末をインターネット端末として使用した人の割合(2011年10-12月平均)(comScore MobiLens)
↑ モバイル端末をインターネット端末として使用した人の割合(2011年10-12月平均)(comScore MobiLens)

以前【アジア太平洋地域を中心に世界のモバイル加入者数推移をグラフ化してみる】などでも触れたが、日本のような特殊事例を除けば、多くの国で「携帯電話をはじめとしたモバイル端末」=「3G、4G経由でインターネットへのアクセスが出来る、ネット世界への窓口」で無い人が多数を占めている。「モバイル端末」が本当の意味での「電話(のみ)の携帯電話」ということだ(実際にはショートメール程度は使える)。

もっとも、「モバイル端末=ネット利用可能端末」として利用する人の数・モバイル全体比は増加の一途をたどっている。上記グラフのうちEU5か国ではこの1年間で9.2ポイント、アメリカでは11.6ポイントも増加。急速に「モバイルインターネット化」が浸透しているるのが分かる。

「日本は一番モバイルネット化が進んでいる」と喜んでばかりも居られない。詳しくは後日改めて解説するが、先行して「一般携帯電話」によるモバイルネット化が進んでしまったため、逆にスマートフォン化では立ち遅れが目立つ状況が見受けられる。日本の高性能な携帯電話では、機能的にスマートフォンに近いものもあるが、それでもスマートフォンとは定義されない。まさに「あざなえる縄のごとし」ではある。

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