単身世帯1割、「友達ゼロ」15%…団塊世代男性の交流像

2012/02/28 12:00

一人身高齢者インテージは2012年2月20日、団塊世代男性のライフスタイルに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、複数世代で同居生活をしている人は4割強であることが分かった。夫婦世帯のみ(同居人は妻のみ)が同じく4割強、一人身での生活をしている人は約1割の結果が出ている。また、普段から交流のある友人数を聞いたところ、平均では5人強、「一人も居ない」という回答者も約15%確認できる(【発表リリース】)。

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今調査は団塊世代(1947-1949年生まれ)・現在62-64歳の男性のうち東京・埼玉・千葉・神奈川在住の人にインターネット経由で2012年1月20日から23日にかけて行われたもので、有効回答数は800人。なお2010年通信利用動向調査によると、該当世代の“最近一年間パソコンからのインターネット利用経験率”は70.5%となっている。

今調査母体に対し、現在の同居家族構成を尋ねたところ、「自分一人だけ」つまり単身世帯との回答者は9.8%となった。世代的には「定年間近」「定年退職直後」の立場にいる人が多分と推測されるが、その時点で単身男性が約1割居ることになる。

↑ 同居家族構成
↑ 同居家族構成

他方、配偶者のみ(≒老夫婦だけ)の世帯は43.5%。二世代同居は37.0%。三世代となると5.1%に留まる。「二世代」「三世代」の場合、回答者の相方(妻)がすでに死別・離別している可能性もあるが、それでも4割強は複数世代の同居世帯という計算になる。見方を変えれば5割強は高齢者のみの世帯。

「身近に自分以外の人がいるか」という視点で見ると、今項目は「肉親」の動向を確認したことになる。すると次に気になるのは肉親以外の状況。そこで「普段から交流のある友人」の人数を聞いた結果が次のグラフ。

↑ 普段から交流のある友人の人数(択一)
↑ 普段から交流のある友人の人数(択一)

ある程度数字がばらけているが、「二、三人」「六人以上」「居ない」の3区分に大別できる。概算平均値は5人強(5.23人。「10人以上」を10人で試算)。「交流」の解釈の次第で回答数も違ってくるため一概にはいえないが、「普段から交流している友人が居ない」と回答する人が14.5%、約7人に1人の割合で存在するのは、少々寂しい気がする。

無論会社勤めをしている、会社を定年退職した後に再度働いている人なら、働き先で何らかの交流がある。しかしそれすら無い人(今調査母体では4割近く)の場合、肉親以外との交流は皆無となる。

自分の「世界」を閉じることは、精神的によい状態とはいえない。無理をしてかえってストレスを溜めては何の意味もないが、例えば何らかの趣味を創り、共通の話題を交わせる友人を見つけるのも、新たな「世界」を切り開く一つの手立てといえよう。


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