団塊世代男性の年金受給者8割近く・個人年金は1/4、「まだ働いてる」は約6割

2012/02/27 06:55

年金手帳インテージは2012年2月20日、団塊世代男性のライフスタイルに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、収入を伴う仕事をしている人は6割強、公的年金を受け取っている人は8割近くに達していることが分かった。個人年金を取得している人も3割近く見受けられる一方、収入が無い人もわずかながら確認できる(【発表リリース】)。

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今調査は団塊世代(1947-1949年生まれ)・現在62-64歳の男性のうち東京・埼玉・千葉・神奈川在住の人にインターネット経由で2012年1月20日から23日にかけて行われたもので、有効回答数は800人。なお2010年通信利用動向調査によると、該当世代の“最近一年間パソコンからのインターネット利用経験率”は70.5%となっている。

62-64歳といえば定年間近、定年で会社を退社して悠々自適な生活を過ごしている、あるいは一度退職した上で再就職しているなどの状況が考えられる。そこでまずは「収入を伴う仕事をしているか」について聞いたところ、6割強は頻度はともあれ「している」と答えている。

↑ 収入を伴う仕事をしているか
↑ 収入を伴う仕事をしているか

仕事の内容・勤務体制については尋ねていないので、いまだに現役の場合もあれば、アルバイトや嘱託などでの勤務の場合もある。いずれにせよ、収入を得られる仕事をしている人は61.0%。していない(単純に仕事をしていない以外に、完全なボランティアで「お金はもらっていないが働いている」場合もありうる)人は39.0%に達している。

その上で現在の収入源を聞いた結果が次のグラフ。

↑ 現在の収入源(複数回答)
↑ 現在の収入源(複数回答)

現在公的年金を受けている人は77.8%。一方で勤労収入を得ている人は61.0%。少なからずの人が公的年金を受給しながら、さらに働いて勤労収入を得ていることになる。また、【若者「そのもの」シニアは「額が」・個人年金加入理由に見る年金制度への不安点】では16.2%という加入率が示されていた個人年金は、27.6%の人が受給していると答えている。その他「金融資産からの収入」「不動産収入」などもあるが、割合としては少数派。

これを「現在の就労状態別(働いて収入を得ているか否か)」に仕切り直したのが次のグラフ。

↑ 現在の収入源(複数回答)(就労状態別)
↑ 現在の収入源(複数回答)(就労状態別)

その区分で分けたのだから当然ではあるが、「勤労収入」は100%・0%という極端な値が出ている。また、全般的に「働いていない(=勤労収入が無い)」人は、公的年金をはじめ他の収入源を持つ人が多い。特に「働いていない人の95.2%は公的年金に頼っている」という結果は注目に値する。

色々な事例が想定できるが、収入が無い・不足している場合は他世帯(例えば子供世帯)の世話になるか、蓄財を切り崩しての生活となる。「働いていない」人で「個人年金」「金融資産からの収入」の回答者はそれなりにいるが、それでも多分に「公的年金のみが収入」の人もいる計算になる。以前【年金生活をしているお年寄り世帯のお金のやりくりをグラフ化してみる(2010年版)】で紹介した、平均的な年金生活者世帯の家計収支動向にもある通り、収入だけでは足らずに、貯蓄を切り崩している状況がうかがいしれよう。

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