約7割は「半年に1回以上」、テレビと映画館の利用機会がほぼ同数…映画鑑賞の実態

2012/02/23 06:55

映画館ライフメディアのリサーチバンクは2012年2月22日、映画に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、映画館・テレビなど場所・媒体を問わなければ、7割以上の人が半年に1回以上映画を観ていることが分かった。週一以上で観ている人も9%近くに及ぶ。スタイルとしては、映画館での鑑賞と地上波のテレビ放送での視聴がもっとも多く、次いでレンタルDVDなどが続いている(【発表リリース】)。

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今調査は2012年2月11日から2月16日にかけて、インターネット経由で10代-60代の男女に対して行われたもので、有効回答数は1461人。男女比は726対735、世代構成比は10歳区切りでほぼ均等割り当て。

【50年余りの間の映画館数の変化をグラフ化してみる(2010年分まで対応版)】にある通り、映画館の来場者数は1970年以降ほぼ横ばい、今世紀に入ってからはわずかながら増加傾向にあるが、市場の動向としては芳しくは無い。記録再生媒体の技術進歩や、インターネット周辺のインフラ整備に伴い、「映画館に足を運ぶ」以外の映画鑑賞でも、(少なくとも画質面では)映画に近い体感ができるようになったからだ。

そのような「接触点の増加」も功を奏してか、今調査母体では半年に1回以上映画を観る人は7割強に達している。月1回以上に仕切り直しても38.9%と4割近く。

↑ 映画を観る頻度(場所・媒体を問わず)
↑ 映画を観る頻度(場所・媒体を問わず)

テレビを含めても、「半年に1度も観ない」「まったく観ない」人が合わせて3割近くいる方が、むしろ驚きを覚える人が多いかもしれない。

それではその映画達は、どのような環境下で鑑賞されているのか。「映画館」「地上波TV放送」がほぼ同数で約7割をカウントしている。

↑ 映画鑑賞スタイル(観る人限定、複数回答)
↑ 映画鑑賞スタイル(観る人限定、複数回答)

「自分が当てはまる鑑賞スタイル」にはすべて回答してもらっている一方、頻度までは尋ねていない。毎月映画館に通っている人も、一年に一度きりの人も、「映画館で鑑賞する」と答えている。よって今グラフは「使っているか否か」のみしか判断できないことを留意しておく必要がある。

それを念頭に置いても、映画を観るという娯楽において「映画館」と「地上波のTV放送」はほぼ同列に並んでいることが分かる。また、DVDやブルーレイの「レンタル」も半数近くの人が回答しており、映画鑑賞における「レンタルDVDなどの利用」は基本様式化していることがうかがえる。

シネコンでの3Dスターウォーズさらに、今件が「インターネット経由での調査」なのも一因だが、「インターネットによる無料視聴サービス」の回答率が意外に高い。全体で約15%を示している。【動画共有サイトの利用、半数は「無料で動画が観れてよかった」】などの話にもあるように、そして今件で「有料」との差を見るにつけ、「無料」であることのポイントは高いようだ。

男女別で見ると「映画館」「テレビ」は総じて女性が高め、「DVDなどの購入」「ネットサービス」は男性が高めの値を示している。映画視聴という特定エンタメジャンルでも、デジタル系は男性、物理系・お手軽系は女性の人気が高い。

【無料で楽しむファン、ファンではないが支出する人…エンタメとお金との関係】にもある通り、映画は「ファンだが無料で楽しむ人」の割合が高く、「ファンではないがお金を支払う人」の比率が高いエンタメ分野であるとの分析が出ている。今件の「映画館と地上波TV放送(もちろん無料)の利用機会率がほぼ同じ」という結果を見ると、納得ができるというものだ。

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