大雪などの天候不順で外出を回避する傾向が足を引っ張る…2012年1月度チェーンストア売上高、マイナス1.2%

2012/02/23 06:45

【日本チェーンストア協会】は2012年2月22日、チェーンストア(スーパーやデパートなど)の2012年1月度における販売統計速報を発表した。それによると2012年1月は全体的に気温が低く、さらに大雪などの天候不順で外出を回避する傾向もあり、苦戦を強いられ、総計としては軟調に推移。前年同月比は6か月連続してのマイナス値、-1.2%(店舗調整後)を記録した(【発表リリース】)。

スポンサードリンク


今調査結果は協会加入の60社・7860店舗に対して行われている。店舗数は先月比で226店舗減、前年同月比で59店舗減。売り場面積は前年同月比100.1%と0.1%ほど増えている。

分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値が出ている。ちなみに数字はすべて店舗調整後(1年前のと比較するため、昨年存在しなかった店舗の分を除いた値)によるもの。

■総販売額……1兆1249億3139万円(前年同月比98.8%、▲1.2%)
・食料品部門……構成比:60.2%(前年同月比98.4%、▲1.6%)
・衣料品部門……構成比:12.2%(前年同月比99.0%、▲1.0%)
・住関品部門……構成比:20.7%(前年同月比99.6%、▲0.4%)
・サービス部門…構成比:0.3%(前年同月比96.6%、▲3.4%)
・その他…………構成比:6.6%(前年同月比100.8%、△0.8%)

悪天候で
ほぼ全ての項目が
マイナスに。
1月は昨月に続き全国的に平均気温が平年比で1度前後低く、これが冬向けの防寒衣料の動きの一部を加速させたものの、肝心のコートが不調など、全体的な押し上げには今一つ。さらに日本海側を中心に大雪の日が続き、来客機会を減らす要因となった。結果、「その他」を除くほぼすべての項目で前年比マイナス、総合値もマイナスに。

具体的には、食料品においては相場高もありトマトやレタス、キャベツなどは堅調だが、ジャガイモなどは不調。畜産品は和牛は相変わらず不調、さらに豚肉も不調だが、鶏肉は堅調。水産物は鮮魚、貝類は不調、一方で刺身などの動きはよかった。惣菜はサラダなどの洋総菜は堅調。野菜の高値を受けて、割安な出来あい物に注目が集まったようだ。その他商品では乳酸菌飲料やヨーグルトなどで良い動きが確認できる。

衣料品ではスラックスや紳士冬物肌着などが堅調な一方、コートやスーツが不調。住関品では風邪薬などの医薬品が堅調となり、そろそろインフルエンザの流行期に突入したことを実感させる。寒さは増しているがテレビや暖房家電は不調。また自転車の堅調さはいまだに続いている。

自転車へのお知らせここ数か月来言及している、牛肉に対する「震災」の影響は未だに少なからず継続中。しかしリリースからは「防災関連商品」の言及は無く、販売量急増による動きは影をひそめている。しかし一方で「自転車」のセールスは堅調さを継続しており、【警察庁、自転車の歩道通行への対応見直しを通知】でも指摘しているように、自転車利用者の急増による問題発生の裏付けとしての動きは確認できる。

食料品のうち「和牛」などの不調さは、以前から続いている買い控え傾向に伴うもので、食料品全体への影響は限定的。食料品の不調さ自身は、むしろ去年の葉野菜の高騰での売上増の反動によるところが少なくない(去年の高値動向は【野菜の発育不足の影響を実際に目にして】など参照。今年も高値を見せているが、去年よりはマシ)。

とはいえ「状況」は継続中。デマや妄言、扇動に惑わされることの無いよう、一人ひとりが自分自身のことに注意しつつ、引き続き十分以上の動向監視を続けねばなるまい。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー