野菜高騰で惣菜が人気…2012年1月度コンビニ売上高は1.7%のプラス

2012/02/21 06:40

日本フランチャイズチェーン協会は2012年2月20日、2012年1月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると1月は来客数は10か月連続でプラス、平均客単価も先月から続いてプラスになり、売上高は先月同様に上昇した。既存店ベースの売上高は前年同月比+1.7%と4か月連続してプラスを記録している(【発表リリース、PDF】)。

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今調査の概要は、過去の記事まとめ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明している。そちらで確認を。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は4か月連続のプラス、全店も4か月連続のプラス
・全店ベース……+5.7%
・既存店ベース…+1.7%

●店舗数(前年同月比)
・+3.8%

●来店客数:既存店は10か月連続のプラス、全店は15か月連続のプラス
・全店ベース……+4.2%
・既存店ベース…+0.0%(※+0.01%)

●平均客単価:既存店は3か月連続のプラス、全店も3か月連続のプラス
・全店ベース……+1.5%(620.2円)
・既存店ベース…+1.7%(612.6円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+5.0%
・加工食品……+2.0%
・非食品………+9.2%
・サービス……+7.2%
・合計…………+5.7%

※既存店……1年以上営業中の店舗

1月は日本付近に強い寒気が流れ、そのために平均気温は全国的に低く推移。それを受けて野菜が高騰した影響もあり、コンビニで購入できる個食サラダや惣菜などが「手頃な価格」と認識され、堅調に推移。結果として売上を底上げする形となった。

自粛の動きほぼ終結。
寒さによる野菜高騰で
総菜やサラダが伸びる。
各コンビニのIRページを見る限り、先の震災での被災地やその周辺地域において相次いで仮設店舗や移動店舗を設け、販売エリア・サービス提供地域の回復を図るなど、状況は確実に回復傾向にある。【セブン&アイHD、セブン-イレブンなどで1280円の「セブンプレミアム LED電球」発売】をはじめとした、節電の世相に合わせて新商品を展開するたくましさを見せるところも見受けられる。また、【セブン&アイHD、長野県で全国初の買い物弱者対策・移動販売「イトーヨーカドーあんしんお届け便」運用開始】などのように、社会構造の変化に伴い中長期的な問題として昨今話題に登ることが多くなった「買物困難者」への対応も、各コンビニでは模索と検証を継続している。

今回1月分は先月の12月分での記事でも触れているが「”たばこ売上減の反動”による”前年同月比”での底上げ」の考慮が無い状態での値(2011年10月のたばこ値上げで、2011年10月以降しばらくは「たばこ」カテゴリに該当する「非食品」をはじめとした各項目の販売が、イレギュラー的に減少。「前年同月比」ではその「イレギュラーな減少」との比較が行われるため、純粋な販売性向の変移をつかみにくくなる。その「ぶれ」が見受けられなくなったということ)。伸び率はやや大人しくなったものの、非食品をはじめ確実な成長を見せているのが分かる。

一方で【スーパー大手ユニー、サークルKサンクスを公開買い付けで完全子会社化へ】などのように、コンビニ業界内部での再編の流れもある。次回月以降もこの好調ぶりを維持できるのか、業界そのものの動きと合わせ、注目していきたい。

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