リビングが圧倒的、そしてWiiの優位性…アメリカでのゲーム機が置かれている部屋をグラフ化してみる

2012/02/22 12:10

キネクトでリビングにてゲームアメリカのニールセンは2012年2月15日に、主に子供を対象とした、アメリカにおける家庭内でのゲームの浸透状況を伝えるレポート「US Gaming: A 360o View」を公開した。そこでは直近のデータ、さらにはこの数年に渡るアメリカの家庭内でのゲーム機、さらにはゲーム機としても用いられることが多々ある携帯電話なども含めたアイテムに対する普及・利用状況が、多視点で描かれている。今回はその中から、「据え置き型ゲーム機の置かれている場所」を見て行くことにする。

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今調査はニールセンの調査パネル(専用の回答者)によるもので、2012年分のデータは1月11日から17日、2011年は2011年10月13日から17日にかけて行わている。また対象年齢は18歳以上。人数は2000人以上。「ティーン」は13歳から17歳で700人以上、「キッズ」は6歳から12歳で保護者同伴で300人以上を対象とし、男女比は1対1。それぞれの調査年の、直近における国勢調査の結果をベースとしたウェイトバックが行われている。

先に【最新ゲーム機56%・iOSモバイル39%…米世帯でのゲーム用機器普及動向】で記したように、Wii・Xbox360・PS3に代表される最新の据え置き型ゲーム機を保有している世帯は過半数に届いている。

↑ 米世帯単位でのゲーム機・関連機普及率(2012年Q1)
↑ 米世帯単位でのゲーム機・関連機普及率(2012年Q1)(再録)

それではこれらの機種はどのような場所に配されているのだろうか。機種を最新据え置き機のWii・PS3・XBox360に限定し、その保有者に(複数機種保有者の場合はそれぞれの場所を尋ね、最終的に平均値を出す)自宅のどの部屋にその機種が置いてあるのかを聞いた結果が次のグラフ。リビング・家族の憩いの部屋に置いてあるとの回答がもっとも多く、約2/3に達する結果となった。

↑ 米世帯単位でのゲーム機・関連機普及率(住宅場所単位)(保有世帯)(2011年Q4)
↑ 米世帯単位でのゲーム機・関連機普及率(住宅場所単位)(保有世帯)(2011年Q4)

家族団らんのツールとして、据え置き型ゲーム機を使うという事例が多そうだ。あるいは「据え置き型は皆で、携帯型は個別に」という住み分けが出来ているのかもしれない。「ゲスト用寝室」も似た事例といえる。

次いで多いのは子供部屋。こちらは13%。ゲーム機本体だけでは遊べないので、当然テレビや専用モニタも子供部屋に置かれていることになる。続く「主人(世帯主)の寝室」と同様、個別でゲームを遊ぶのか、あるいは自らの小遣いで調達した事例も考えられる。また「書斎」も同様の状況だろう。

このうち上位2項目「リビング」「子供部屋」について、個々の機種の保有者別・設置場所として回答した率をグラフに起こしたのが次の図。例えば「リビング」での「Wii」は75%なので、Wiiを持っている世帯の3/4はリビングに置いていることになる。

↑ 米世帯単位でのゲーム機・関連機普及率(2011年Q4)(住宅場所単位)(保有世帯)(リビングと子供部屋)
↑ 米世帯単位でのゲーム機・関連機普及率(2011年Q4)(住宅場所単位)(保有世帯)(リビングと子供部屋)

任天堂の決算説明会や各社の調査結果では、Wiiは世代を超えたコミュニケーションツール足りえるとの説明がされている(【Wiiは「家族で遊ぶハード」ではあるが……DSとの年齢階層の違い】【「Wii購入は家族とのコミュニケーションツールとして」-Wiiとプレステ3、同じ最新ゲーム機でも購入目的は別】など)。Wiiのリビング配置率が他のゲーム機と比べてかなり高い値を示していることから、その考えは正しいようだ。子供部屋で独自に置かれているWiiが9%しかないのも「一人で遊べるゲームより、皆で楽しむゲームの方が多い」ことの裏付けとなる。

キネクトでゲーム一方、これに近い動きをしているのが、Xbox360のキネクト付き。三次元入力デバイスとして多方面から注目を集め、斬新な発想の「体を動かして遊ぶ」ソフトが続々登場していることが、「家族で遊ぶ」状況を生み出している。WiiがWiiリモコンで「家族で一緒に」を演出したのと同じパターンが、キネクトでも生まれつつある雰囲気を見せている。

今年1年でキネクトがどこまで「家族のコミュニケーションツール」としてアメリカの世帯に浸透できるのか、Wiiが今年の年末商戦に発売される予定のWii U、あるいは新規発売ソフトなどで巻き返しを見せるのか。いわばWiiとXbox360による「リビングウォー」的な展開を呈することになるかもしれない。非常に気になるところだ。

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