最新ゲーム機56%・iOSモバイル39%…米世帯でのゲーム用機器普及動向
2012/02/19 19:30


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今調査はニールセンの調査パネルによるもので、2012年分のデータは1月11日から17日、2011年は2011年10月13日から17日にかけて行われた。また対象年齢は18歳以上で人数は2000人以上、「ティーン」は13-17歳で700人以上、「キッズ」は6-12歳で保護者同伴によるもので300人以上を対象とし、男女比は1対1。それぞれの調査年の直近における国勢調査の結果を元にウェイトバックが行われている。
今項目では携帯・据え置き型を問わず家庭用ゲーム機、そして主要携帯情報端末を提示し、それが世帯内にあるか否かを尋ねている。質問時期は2012年1月11日から17日なので、年末年始商戦直後の話となる。

↑ 米世帯単位でのゲーム機・関連機普及率(2012年Q1)
世帯普及率が一番高いのはパソコンで93%。実質的にほぼ全世帯に等しい。ついで多いのは「その他携帯電話」。スマートフォン以外の、一般携帯電話を意味する。
その次に来るのは据え置き型ゲームとしては最上位になる「Wii」。アメリカでのWiiの人気ぶりがうかがえる数字(38%)ではある。もっとも据え置き型としてはXbox360が26%で肉薄しており、Wiiもうかうかしていられない。
スマートフォンとしてはAndroidが最多の28%。意外にもiPod Touchがそれに続く形で22%・iPhoneもほぼ同率の22%。
タブレット機ではiPadが15%だが、それ以外のタブレット機が16%という値を示している。Android OS搭載機のほか、アマゾンのKindle Fireなども該当するのだろう。
グラフ中に吹き出しを設けているが、Wiiなどの「最新ゲーム機」との仕切りでカウントし直すと56%の世帯が該当する。過半数の世帯ではWiiかXbox360かPS3のいずれかを有している計算。一方、iOSモバイル全体で考えると39%。こちらは4割近くで、やはり普及率の高さが目に留まる。
【「クリスマスはiPadネ」米の子供達が年末年始に欲しい電子機器は?】や【パソコンの使い始めは平均3歳半…!? アメリカの幼児におけるデジタルアイテムの使い始め時期などをグラフ化してみる】などにもあるように、子供達の間でもゲーム機としても使える「魔法のツール」といえる、スマートフォンやタブレット機の人気が高まりつつある。今後ゲーム専用機との「今まで以上の」激しいシェア争いが繰り広げられることは確実で、このグラフの様相が半年、一年後に小さからぬ動きを見せるに違いない。
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