チロルチョコパン(ミルクチョコ/きなこもち/ストロベリー)

2012/02/16 12:10

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チロルチョコパン(ミルクチョコ/きなこもち/ストロベリー)Garbage Shot」第百七十回。今回は先に【ファミマ名物チロルチョコパン、今度はストロベリーも登場】で紹介した、[ファミリーマート(8028)]とチロルチョコの名物共同企画商品「チロルチョコパン」の最新作。今回は定番アイテムの「ミルクチョコ」と「きなこもち」に、新作パンとして「ストロベリー」が加わり、3品目のラインアップとなった。なお「写真」記事として「チロルチョコパン」を紹介するのは、4年強ほど前に掲載した記事以来のこととなる。


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↑ チロルチョコパン(ミルクチョコ/きなこもち/ストロベリー)
↑ チロルチョコパン(ミルクチョコ/きなこもち/ストロベリー)。

【10円お菓子の代表作「チロルチョコ」初の公式本「チロルチョコ official book」2月7日発売】にもあるように、チロルチョコは「おつまみチョコ」としてスーパーやコンビニ、さらには文房具店などにまで展開している、「国民食」的なミニサイズのチョコレート。値段・サイズの手軽さや、次々に登場する新商品のセンスのよさなどには定評がある(ただし昨今ではやや手を広げ過ぎたせいか、【チロルチョコ品薄(!?)の実情】のような話もある)。

そのチロルチョコをモチーフにしたチロルチョコパンは、2006年の3月と11月にファミリーマートから発売され、多くの人(含む当方)の支持を集めた。以後定番商品をいくつか定め、それに新作のパンを加える形で、定期的に発売されている。発売のたびにパンコーナーの彩りににぎやかさを加え、チロルチョコ・菓子パン双方の愛好家から注目を集め、食されている。


↑ 今回発売されたチロルチョコパン。下の写真で、後ろにあるのが定番のミルクチョコときなこもち、手前にあるのが今回新作として登場したストロベリー
↑ 今回発売されたチロルチョコパン。下の写真で、後ろにあるのが定番のミルクチョコときなこもち、手前にあるのが今回新作として登場したストロベリー

かつては「ホワイト&クッキー」のように、底の部分がクッキー生地となっているためか、やや丸い形状をしたものもあったが、今回のチロルチョコパンはすべてが四角形。元々のチロルチョコの四角さをそのまま菓子パンで表現している。

↑ 袋の中から中身を取り出してみる。配置はパッケージ写真のものと同じ
↑ 袋の中から中身を取り出してみる。配置はパッケージ写真のものと同じ

各種類の主要栄養分だが、

・ミルクチョコ
 エネルギー407Kcal、たんぱく質6.8グラム、脂質21.4グラム、炭水化物46.7グラム、ナトリウム205ミリグラム

・きなこもち
 エネルギー337Kcal、たんぱく質7.9グラム、脂質10.4グラム、炭水化物53.0グラム、ナトリウム151ミリグラム

・ストロベリー
 エネルギー263Kcal、たんぱく質6.0グラム、脂質9.1グラム、炭水化物39.3グラム、ナトリウム169ミリグラム

という具合。

「ミルクチョコ」「きなこもち」はすでに過去の記事で紹介しているので、今回は新作の「ストロベリー」を詳しく見て行くことにする。発売前の解説によれば、「チョコクリームをチョコ風味の生地で包んで焼き上げ、いちごチョコクリームを中に入れている」とのことだったが、外見はそのままチョコパン……というよりは黒糖パンのビジュアルに近い。


↑ 上部から見た図と、中身が分かるように一部を切った図。いちごチョコクリームの下にチョコクリームが見え隠れしている。
↑ 上部から見た図と、中身が分かるように一部を切った図。いちごチョコクリームの下にチョコクリームが見え隠れしている

パン生地の部分は「チョコ風味」との説明(パッケージには「チョコを練り込んだパン」との記述あり)はあるが、あまりチョコの味わいは感じられない。やや水分が少なめの、ぱさぱさとした食感のある、普通の菓子パン用の生地。ほのかにチョコの香り・味がするかな、という程度。

一方、中に含まれているクリームは、普通の菓子パンのクリームにありがちな「ずっしり感」とは違う、ストロベリー部分がホイップ感覚で優しい口当たりの甘さによる出来映えで、少々驚かされる。また、その下に敷かれているチョコクリームも甘さがきつくなく、これらが物足りなさを感じるかもしれない生地に案外マッチする。

この生地とクリームを一緒に口の中に含むと、ちょうど良い歯触りと甘みが口内に広がっていく。パン生地だけを食べるといまいち感は否めないが、クリームと共にいただくことで、はじめて真の味わいを楽しむことができる。(本物の)チロルチョコも多分に、チョコの外壁と中味の具を共に口にすることで本来の味を堪能できるが、それに近い味わい方といえる。

惜しむらくは以前の「チロルチョコパン」では定番だった、同時発売種の中で必ず一種類、「底の部分がクッキー化している」タイプの工夫がここ数回見受けられないこと。今回もその工夫はいずれの種類にも行われなかった。コスト・手間がかかるのが省略された理由だとは思われるが、食感・味わい共に大きく底上げする要素なだけに、是非とも善処をしてほしいところではある。


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