残るは2誌、いずれも部数は減少中…「小学1年生」-「小学6年生」部数動向(2011年10-12月分)

2012/02/16 12:00

先に【少年・男性向けコミック誌の部数変化をグラフ化してみる(2011年10月-12月データ)】などで【社団法人日本雑誌協会】が2012年2月9日に発表した、2011年10月から12月分の主要定期発刊誌の販売数を「印刷証明付き部数」ベースで公開したデータを元に、いくつかのグラフを生成した。一方、【「小学五年生」「小学六年生」が休刊・来年春に学習まんが誌「GAKUMANPLUS」を創刊へ】【「小学三年生」「小学四年生」来年2月売り号で休刊】で報じたように、「小学五年生」「小学六年生」はすでに休刊・「小学三年生」「小学四年生」も2012年2月売り号で休刊が決定している。今回も前回のデータ更新時同様に、2008年春以降の「小学一年生」-「小学六年生」などの部数推移を改めて個別にグラフ化してみることにした。

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データの取得場所の解説、「印刷証明付部数」など用語の説明、諸般注意事項は一連の記事まとめ記事【定期更新記事:雑誌印刷証明付部数動向(日本雑誌協会)】で説明されている。そちらで確認をしてほしい。

2008年4-6月以降3か月単位で「小学一年生」-「小学六年生」の「印刷証明付き部数」の推移を示したのが次のグラフ。「小学五年生」「小学六年生」は休刊により、2009年7月-9月のデータが最後となっている。また上記にある通り「小学三年生」「小学四年生」も2012年2月売り号で休刊が決まり、部数データの提供も直近の2011年10-12月の時点でストップしてしまった。なお「GAKUMANPLUS」は名前だけで判断すると今件記事からは除外されるのだが、由来が「小学五年生」「小学六年生」の統合・刷新版の立ち位置にあるため、あえて反映させている(こちらもすでに休刊済み)。

↑ 小学一年生-六年生の印刷証明付き部数推移
↑ 小学一年生-六年生の印刷証明付き部数推移(2011年10-12月期まで対応)

学年が上がるにつれて学習学年誌から離れる(他の雑誌・媒体に目が移る)のは容易に想像ができるが、それにも増して「小学五年生」「小学六年生」が部数的に元々かなり危ない領域に達して「いた」ことが確認できる。そして、同じような変移を「小学三年生」「小学四年生」も見せており、動向が懸念されていた。その懸念通り両誌とも、前回の記事以降今回の更新までに終焉を伝えねばならない状態となる。

一方で「小学一年生」「小学二年生」はいわゆる季節変動によるぶれも大きいが、それなりに部数を示していたものの、2010年以降は下値を模索中。唯一「小学一年生」が前年同期比でプラスを連続しており、切り返しの気配を感じさせる。

3か月前の前回の記事以降、「GAKUMANPLUS」の休刊確認、「小学三年生」「小学四年生」の休刊決定と、3誌が相次いで部数データ更新を停止しなければならない事態となった。定期更新している今グラフも、今後は寂しい動きとならざるを得ない。

「小学一年生」は印刷部数そのものが大きいため、まだしばらくは安全圏といえる(前述の通り復調の動きもある)。一方「小学二年生」は春の季節変動の小ささ、そして今期でも継続した下げ方に、「時代の流れ」を感じさせる。やもすると「小学一年生」以外はすべて休刊、という状況も想定しなければならない。

元々少子化、さらにはメディア環境の大きな変化という厳しい舞台下での戦いではあるが、だからこそダイナミックな変化が求められている。せめて復調を見せる「小学一年生」に対して徹底的な分析を行い、「小学二年生」の底上げにも十分活用すべきかと思われる。

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