単身・二人以上世帯での各種飲料利用動向をグラフ化してみる(2010年分反映版)

2012/02/11 06:40

缶コーヒー先に【一人暮らしは弁当やおにぎりと好相性…お弁当やおにぎり、調理パンなど中食系主食の購入動向をグラフ化してみる(2010年分反映)】でおにぎりやお弁当などの食材について、「二人以上の世帯」「単身世帯」それぞれにおける消費性向の相違を【家計調査(家計収支編)調査結果】から取得したデータを元に検証し、分析を行った。その後「他の食品でも違いを見たい」との意見をいくつかいただくことができた。そこで今回は「コーヒー」や「牛乳」「お茶類」「ミネラルウォーター」などのような、主要飲料水などで違いを見て行くことにする。

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データの取得元は先と同じように【家計調査(家計収支編)調査結果】から。そのページにある「4.詳細結果表」の項目から、「二人以上の世帯」「単身世帯」それぞれについて、やはり同じように「購入世帯頻度」と「支出金額」を確認する。今回は収録されているデータのうち、一番新しい2010年のものを使うことにした。

対象項目は「飲料」項目中の「茶類」、「コーヒー」「コーヒー飲料」「牛乳」「ミネラルウォーター」。具体的な区分内容は【収支項目分類及びその内容例示(平成22年1月改定)】では次の通りに説明されている。

・茶類……植物の葉や実などを主原料とし、一般的に「茶」と呼称されるもの。茶葉にあられ、玄米、こんぶなどを少量加えたものも含む。自動販売機・駅・車内売りも含む。

・コーヒー……粒、か粒、粉末、固体のもの。インスタントコーヒーも含む。
・コーヒー飲料……液体のみ。濃縮液含む。コーヒー牛乳は含まれない。

・牛乳……着香成分(果糖、コーヒー、色素、ビタミンなど)入りは除く。低脂肪や乳牛以外からの獣乳も含む。

・ミネラルウォーター……飲用適の水を容器に詰めたもの。炭酸が圧入されたものや栄養素や果汁を加えたものを除く。

なお「世帯購入頻度」は世帯単位での購入頻度。例えば構成員の誰かが特定期間に2回缶コーヒーを購入すれば、その世帯の該当期間における「コーヒー飲料」の購入頻度は200%になる。「コーヒー」では無いことにも注意。

まずは月次購入頻度。「世帯単位での動き」であることに気を付けてほしい。「単身世帯」は当然本人自身のみだが、「二人以上世帯」の場合は夫か妻の片方どちらか、さらには子供が購入しても(子供の小遣いでの調達までは「家計」にカウントしきれていないので、あくまでも「世帯全体のお財布から買った」もののみになるが)「購入世帯」として該当することになる。

↑ 2010年における単身・二人以上世帯の月次購入頻度(各種飲料品)(世帯当たり)(総務省統計局発表)
↑ 2010年における単身・二人以上世帯の月次購入頻度(各種飲料品)(世帯当たり)(総務省統計局発表)

「牛乳」の購入頻度が「二人以上世帯」では月4.5回ほどと、「単身世帯」の2倍以上の値を見せている。これは多分に、健康のためとして頻繁に子供に飲ませているのが原因かと思われる。

一方、缶コーヒーなどが該当する「コーヒー飲料」、そして「ミネラルウォーター」は「単身世帯」の方がよく買い求めている計算になる。「コーヒー」は「二人以上世帯」の方が高頻度であるところを見ると、「単身世帯」ではコーヒーを作るのが面倒くさいとの意向が強いようだ。あるいは分量上の問題かもしれない(一人では消費しきれず、少量パックは割高)。

これを金額ベースで見たのが次のグラフ。一応「二人以上世帯」では「一人当たり」も試算して、グラフを併記しておく。

↑ 2010年における単身・二人以上世帯の月次「世帯当たり」平均支出金額(総務省統計局発表)(各種飲料)(二人以上世帯平均構成人数3.09人)
↑ 2010年における単身・二人以上世帯の月次「世帯当たり」平均支出金額(総務省統計局発表)(各種飲料)(二人以上世帯平均構成人数3.09人)

↑ 2010年における単身・二人以上世帯の月次「一人当たり」平均支出金額(総務省統計局発表)(各種飲料)(二人以上世帯平均構成人数3.09人)
↑ 2010年における単身・二人以上世帯の月次「一人当たり」平均支出金額(総務省統計局発表)(各種飲料)(二人以上世帯平均構成人数3.09人)

購入金額で見ると世帯ベースでは「牛乳」の「二人以上世帯」の伸び方が著しい。一人頭で見ればやや金額は落ちるが、世帯構成員全体が飲んでいるとは限らないことを考えれば、やはり「二人以上世帯」は牛乳消費に積極的と見なしてよいだろう。

また「コーヒー飲料」を「缶コーヒーで1本100円」と試算すると、「単身世帯」は5本/月、「二人以上世帯」は一人頭1本/月飲んでいる計算になる。

購入頻度同様「茶類」の消費金額が大きいように見られる。これは「高齢者世帯も算出対象」以外に、緑茶だけでなく紅茶、麦茶なども含まれるのが原因。

さらに「ミネラルウォーター」は世帯区切りではほぼ同等、構成員区切りでははるかに「単身世帯」の方が利用金額が高い。二人以上世帯では消費量も大きくなるのでとても手が出せないか、単身世帯は飲み水にも強いこだわりを見せているのかもしれない。



今件では特に「コーヒー」と「コーヒー飲料」の間で、単身・二人以上世帯の違いを見出すことができる。「ミネラルウォーター」の動きも合わせ、単身世帯が何かと物入りになる、生活周りのコストが割高になるという話を思い返してしまう動きといえよう。

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