耐震性や工法…「震災」以降、最も重要性が増した「住宅選びのポイント」とは

2012/02/06 06:45

住宅工法【セルコホーム】は2012年1月30日、東日本大地震・震災の被災地における、生活や防災に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体において、「震災」以降特に、今後住宅を取得する際に重要性が増した要件としてもっとも多くの人が挙げたのは「耐震性・躯体・工法」だった。全体の4割強の人が「今までより増した」と答えている。次いで「耐久性・長寿命」、さらには「太陽光発電などの創エネ」が続いている(【発表リリース】)。

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今調査は2012年1月6日から11日にかけて、青森県・岩手県・宮城県・福島県・茨城県在住の15-69歳の男女に対して携帯電話を用いたインターネット調査によって行われたもので、有効回答数は2000人。男女比は1対1、年齢階層比は男性15-19歳223名・20代262名・30代265名・40代以上250名、女性15-19歳238名・20代268名・30代266名・40代以上228名。調査実施機関はネットエイジア。

先に【「住まい」の重要度アップ8割弱、家族間のつながり強化6割…被災地の震災後の生活スタイルの変化】で示したが、「震災」を経て物理的・建造物としての「住まい」に対する関心度・重きが非常に高まっている。

↑ 「震災」後の生活スタイルや家族とのコミュニケーションに関する意識
↑ 「震災」後の生活スタイルや家族とのコミュニケーションに関する意識(再録)

さらに今後住宅を選び建てる際に、どのような事柄を重視すべき、大切だと思うかについて聞いたところ、もっとも多くの人が同意を示したのは「耐久性・長寿命」だった。次いで「節電・省エネ」「耐震性・躯体・工法」(躯体:建物の骨組み、構造基幹部分)が続いている。

↑ これからの住宅選びで大切だと思う事(複数回答、上位十位)
↑ これからの住宅選びで大切だと思う事(複数回答、上位十位)(再録)

それでは「震災」を区分としてスポットライトを当て、「震災」以降で「住宅選択の際に重要度が増した」項目はどのようなものかと聞いた結果が次のグラフ。直上の「大切だと思う事」では3位だった「耐震性・躯体・工法」が他項目を大きく引き離し、最上位についている。

↑ 「震災」以降、「これからの住宅選び」で重要性が最も増したと思うもの(上位十位まで)
↑ 「震災」以降、「これからの住宅選び」で重要性が最も増したと思うもの(上位十位まで)

地震そのものとそれに関わるさまざまな震災で、何が住宅にとって大切かを実体験した人も多い。今調査項目の結果は「被災地だから」として限ったものではなく(無論強めな反応が出ているが)、日本全体における住宅需要の変化を指し示す結果と見て良い。「震災」は日本全体の問題であるし、情報やリスクは被災地だけでなく皆が抱えているからだ。

回答傾向を見ると、大体第5位までに意見が集約され、それ以下は「その他」に区分してもおかしくない程度の回答率といえる。「耐震性・躯体・工法」以外は「耐久性・長寿命」「太陽光発電などの創エネ」「節電・省エネ」「高断熱・高気密で冬暖夏涼」の5ポイントに住宅需要が集まっているといえる。さらに絡めれば「地震にも耐えうる頑丈さと、それを長期間維持できる持続性」「エネルギー消費を抑え創生する『エネルギー配慮住宅』」とでも表現できる。

一つ上のグラフ「これからの住宅選びで大切だと思う事」と合わせ、今後住宅を持ちたいと思っている人が、どのような住宅を望んでいるのか。そのトレンドが見えてくる結果と見ることもでき、興味深い結果と評せよう。

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