耐震対策や液状化への重要性認識9割超…被災地での住宅耐震性意識

2012/02/03 07:05

建設中【セルコホーム】は2012年1月30日、東日本大地震・震災の被災地における、生活や防災に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体においては、「住まい」において耐震性・耐震対策を重要と考える人は9割を超えていることが分かった。先の「震災」の影響を大きく受けた値と見受けられる。また「液状化現象」への備えも同様の高回答率を示す一方で、現在「耐震性が高い戸建て住宅の特徴について詳しく知っている」と回答した人は4割に満たず、多くの人が正しい情報・知識を求めていることがうかがえる(【発表リリース】)。

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今調査は2012年1月6日から11日にかけて、青森県・岩手県・宮城県・福島県・茨城県在住の15-69歳の男女に対して携帯電話を用いたインターネット調査によって行われたもので、有効回答数は2000人。男女比は1対1、年齢階層比は男性15-19歳223名・20代262名・30代265名・40代以上250名、女性15-19歳238名・20代268名・30代266名・40代以上228名。調査実施機関はネットエイジア。

先に【「住まい」の重要度アップ8割弱、家族間のつながり強化6割…被災地の震災後の生活スタイルの変化】で示した通り、特に被災地在住ということもあってか、震災を経て物理的・建造物としての「住まい」に対する関心度・重きが非常に高まっている。

↑ 「震災」後の生活スタイルや家族とのコミュニケーションに関する意識
↑ 「震災」後の生活スタイルや家族とのコミュニケーションに関する意識(再録)

それでは具体的に、その「住まい」の耐震性に関する意識はどのような傾向にあるのか。少なくとも耐震性・耐震対策が重要であるとの認識は、ほとんどの人が持っているとの回答が出ている。

↑ 住まいの耐震性に関する意識
↑ 住まいの耐震性に関する意識

耐震性への重要さと共に、液状化への関心も強い。ほぼ同率の人が「住宅建築の際には液状化対策のための地盤調査が重要」と回答している。

しかし一方で、「耐震性が強い戸建て住宅の特徴」を詳しく知っている人は、「やや当てはまる」まで含めても4割に届かない。「まったく知らない」に該当する人も16.6%と、今回の5設問中もっとも多く、「耐震性」「液状化」に対する強い関心がありながら、現状ではそれを充足させるだけの情報・知識に欠けている自意識があることが分かる。

「知りたい事柄があり、それを今は知らないという事実も理解している」のなら、積極的に学ぼうとする姿勢を見せるのも当然。「家を建てる時は耐震性について勉強したい」との意見も9割近くに登っている。

元々日本は地震大国のため、住宅と地震対策には浅からぬ関係がある。そして昨今の「震災」でその注目度は大きく跳ね上がった。今後は住宅関連業界においても、これまで以上に「正しい」そして「分かりやすい」情報の公知・啓蒙が求められよう。


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