「誰かに質問して問題解決」「授業を大事に」高校入試に向けた受験勉強でよく行ったこと

2012/02/01 06:45

勉強で質問ベネッセは2012年1月25日、高校受験に関する調査結果を発表した。それによると調査母体の現役高校生においては、約8割が高校入試に向けた受験勉強に取り掛かっている中学3年生の9月時点で、注意していた勉強方法として「分からないことがあった時、誰かに質問して解決した」人は8割近くに達していた。「学校の授業をおろそかにしないよう気をつけた」人が7割強、「成績が悪かった時、自分のどこが悪かったのかを考えた」人が7割近くで上位として続いている。一方で自分自身で計画を立て、それに従って勉強した人は4割前後しかいないなど、積極かつ自主的な高校受験勉強のスタイルを確立・実践した人ばかりではないことが分かる(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2011年9月に、子供を持つ母親(35-39歳)10万人対して予備調査を行い、高校受験(中高一貫校の内部進学は除く)を経験した高校一年生の子供が持つ母親に依頼する形で、インターネット経由にて実施されたもの。母子3085組のサンプルが集まった時点で調査を終了している(つまり「高校浪人」「中卒就職」のパターンは回答母体内に無い)。

先に【「高校受験を意識」過半数は中学3年生初めの時点で】で記した通り、調査母体の高校生では高校受験の際、中学3年生の夏休みの時点で受験勉強をしている人が、過半数に届く状態になる。

↑ 受験に関する時期(「特に意識なし」除く)(累積)
↑ 受験に関する時期(「特に意識なし」除く)(累積)(再録)

今件対象の中学校3年生9月の時点では、実に8割近くの人が高校受験のための勉強を開始している。

それではその時期において、これまでと比べて一層留意した勉強のスタイルにはどのようなものがあるだろうか。複数回答で答えてもらった結果が次のグラフだが、頻度はともあれ「分からないことがあった時はそのまま放置せず、誰かに質問して解決した」とする姿勢を取る人が3/4強に達し、トップとなった。生じた疑問はその時点で解決し、弱点を克服する積極姿勢が見受けられる。

↑ 勉強の方法(複数回答、中3・9月以降を振りかえって)
↑ 勉強の方法(複数回答、中3・9月以降を振りかえって)

その他にも「学校や塾の先生から教わった通りの方法で勉強した」に代表されるよう、周囲から提示された手法の実施や、これまでの勉強のスタイルの見直しと積極化を行う人が多いのが分かる。

他方、冒頭でも触れたように「自分から計画を立てる」「勉強の仕方を色々変えてみる」「自分の計画に従って勉強する」など、自主的意欲の元に自分で工夫して受験勉強に臨んだ人は、「まあまあ当てはまる」まで含めても4割程度でしか無い。元資料でも「受験勉強のなかでも、勉強のおもしろさを感じて自分で工夫ができた子どもと、できなかった子どもがいることがわかる」とコメントされているが、高い自主性のもとに受験勉強に励んだ中学生は、それほど多いわけではなかったことが分かる。

一緒に勉強もちろん学校や塾が用意した方法、計画で勉強するのが、受験勉強としては楽で安全確実なスタイル。余計な気や時間を使わない分、勉強に専念できるという考え方もある。中学生の時分で計画の多くを自ら切り盛りするのは難しい、リスクが大きいと考える保護者も多いだろう。

一方、受験生本人による試行錯誤や工夫は、他人が指示するどのような方法よりも、本人の現状にマッチしたものとなる。そして何より工程での楽しさと、完遂した時の充実感をつかみ取ることができる。

周囲で見守る立場としては、受験生本人が自主的な対応が出来る余地を残し、あるいは「やってみたい」という姿勢を見せた場合には、手ほどきをするなどの対応を取るのも一つの手といえよう。

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