主要テレビ局の複数年に渡る視聴率推移をグラフ化してみる(補足編)(2012年1月時点版)

2012/02/02 07:00

先日【主要テレビ局の直近視聴率をグラフ化してみる(2012年1月時点版)】で、2年ほど前の主要テレビ局の視聴率動向に関する記事【主要テレビ局の年間視聴率をグラフ化してみる】のデータ更新を行った。今回はそれに続く形で、ゴールデンタイム以外の話を取り上げた過去の記事の「(補足編)」の更新を行う事にする。

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テレビ視聴率は日本国内では、現在はビデオリサーチ社のみが計測を行っている。しかしビデオリサーチ社ではデータの大部分は非公開で、同社公式サイトに掲載中のデータもまた、分析も含め利用は不可とされている。そこで主要テレビ局の中から【TBSホールディングスの決算説明会資料】の公開されているものを全部チェックしなおし、「決算説明会の補足資料として」掲載されている主要局の視聴率を抽出し打ち直しを実施。そして生成したのが前回と今回のグラフとなる。

さて、前回の記事では年度ベースと第1四半期ベースの双方についてグラフ化した。今回は「より現在に近いデータを」として、第1四半期のものを創ることにする。

↑ 主要局視聴率推移(ゴールデンタイム、各年度第1四半期ベース)
↑ 主要局視聴率推移(ゴールデンタイム、各年度第1四半期ベース)(再録)

これが前回の「第1四半期のゴールデンタイム(19時-22時)」の視聴率推移。続いて生成するのは「プライムタイム」。時間帯にして19時-23時が相当する。ゴールデンタイムよりも深夜に向けて1時間枠が長い。またテレビ欄を見れば分かるように、この時間帯は花形番組がずらりと並び、紹介面積も広い。この時間帯の番組の勢いが、そのままテレビ局の勢いを示すバロメーターとも表現できる。

↑ 主要局視聴率推移(プライムタイム、各年度第1四半期ベース)(×印はデータを確認できず)
↑ 主要局視聴率推移(プライムタイム、各年度第1四半期ベース)(×印はデータを確認できず)

穴あきだらけで推測が難しいNHKを除くと、TBSは下落激しい数年前の動きからやや復調に切り返し、日本テレビはもみ合いながらも中期的には下落、他局は少しずつ、確実に減少しているのが確認できる。

続いて「全日」。これは6時-24時を意味する。午前6時以前から放送している局もあるが、大体一日すべての放送と見なしてよい。ゴールデン・プライムタイム以外の時間帯の放送の視聴動向も反映されるため、ローカル番組やお昼のワイドショー、朝のトークバラエティ、NHKなら連続テレビ小説なども大きな影響を与えることになる。

↑ 主要局視聴率推移(全日、各年度第1四半期ベース)(×印はデータを確認できず)
↑ 主要局視聴率推移(全日、各年度第1四半期ベース)(×印はデータを確認できず)

大まかな傾向はゴールデン・プライムと変わりなし。「NHK横ばい」「TBS下落から復調の気配」「他局は一様に減少中」。ただし前回の記事同様、TBSがキー局中4位のポジションに変化はない。

また、各局それぞれの動向ではなく、局内同士の比較で見ると、ゴールデン・プライムと比べてテレビ東京の劣勢が大きなものとなっている。これは夜の注力時間帯以外、つまり朝から夕方にかけての番組編成において、テレビ東京が劣勢に立たされていることを意味する。



最後に前回の記事同様、テレビ朝日の短信資料(該当資料、2011年11月発表、PDF)を元に、2011年7月分のプライムタイムにおけるグラフを生成しておく。決算短信を元にした視聴率動向では、直近に該当するものとなる。

↑ 主要局各年7月時点のプライムタイム視聴率
↑ 主要局各年7月時点のプライムタイム視聴率

TBSの盛り返し、フジテレビやテレビ東京の下落継続などがこちらでも確認できる。とはいえ、単年ベースのカンマ数%前半の変移は番組特性に伴う誤差で生じ得るので、このグラフではTBSとテレビ東京の動きのみを注視すべき。それ以外の局動向もあわせ、今後逐次発表される各社短信資料を元に、逐次追いかけ続けて行くことにしよう。

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