「しなくても大丈夫」なのか「あきらめた」のか…高校受験直前でも授業以外に勉強をしない中学生は3.1%

2012/01/31 12:10

あきらめベネッセは2012年1月25日、高校受験に関する調査結果を発表した。それによると調査母体の現役高校生においては、中学3年生の9月時点で学校以外での勉強をほとんどしていなかった人は6.0%居たことが分かった。高校受験直前に至っても3.1%が「授業以外の勉強はほとんどしない」と答えている。中学校内での成績別に区分すると、全般的に成績が低い子供ほど「ほとんどしない」回答者率が高い傾向が見受けられる(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2011年9月に、子供を持つ母親(35-39歳)10万人対して予備調査を行い、高校受験(中高一貫校の内部進学は除く)を経験した高校一年生の子供が持つ母親に依頼する形で、インターネット経由にて実施されたもの。母子3085組のサンプルが集まった時点で調査を終了している(つまり「高校浪人」「中卒就職」のパターンは回答母体内に無い)。

先に【「高校受験を意識」過半数は中学3年生初めの時点で】で記した通り、調査母体の高校生では高校受験の際、中学3年生の夏休みの時点で受験勉強をしている人が、過半数に届く状態になる。

↑ 受験に関する時期(「特に意識なし」除く)(累積)
↑ 受験に関する時期(「特に意識なし」除く)(累積)(再録)

一方グラフの値が100%に達しないことからも分かる通り、高校入試が近づいても「学校の授業以外の」勉強(「塾」も「学校以外の勉強」に含まれる)をしない生徒もいる。

↑ 週当たりの勉強時間「ほとんどしない」の比率
↑ 週当たりの勉強時間「ほとんどしない」の比率

全体では夏休みが終わった時点で6.0%。高校入試直前になっても3.1%は「授業のみ」と回答している。入試直前になるとさすがに比率は減るが、それでも3.1%は「ほとんどしない」としている。

また、中学校内での成績区分で見ると、概して「成績が低い」ほど「ほとんどしない」人の比率も上がる。下位層では夏休み明けで14.4%、受験直前に至っても8.9%は「学校の勉強だけで十分」と回答している。

「学校の授業だけで十分納得のいく勉強が出来、受験勉強対策も万全」と考え、自宅で受験勉強などをしない子供の事例もあるだろう。しかし多くは「成績が低いほど『ほとんどしない』率も上がる」ことから、そのほとんどはリリースで指摘しているように「モチベーションのあがらない」状態、「あきらめモード」にあることが推測できる(「上位」が多少ながらも「中上位」より多いのは、例外的事例「あえて受験勉強や塾通いをしなくても、自分の学力で対応可能」に該当するものと思われる)。

勉強時間を積上げれば、必ず誰もが学力をアップ出来るわけではない。しかし受験勉強の時間を重ねることで、受験のリスクを減らすことはできる。後々に悔やむことのないよう、将来の自分に「なぜベストを尽くさなかったのか」と責められることのないよう、最善を尽くしてほしいものだ。


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