【更新】田中貴金属が2011年通期における投資用金地金などの取引量を発表

2012/01/26 06:20

金(ゴールド)田中貴金属は2012年1月25日、同社における2011年通期の年間投資用金地金、プラチナ地金の販売量と買取量の数値(指数)などを発表した。それによると金価格の高値維持の傾向を受けて、2011年もここ数年間同様に(田中貴金属側による)買取量が販売量を上回る結果となった([発表リリース])。

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リリースによると2011年における金の平均価格は1グラムあたり4060円。これは1980年の4499円(ただしドル平均は227.83円)以来31年ぶりに、年平均価格で4000円/グラムを突破したことになる。このような高値をつけたのは、欧米各国の債券リスクの高まりや中国のインフレ懸念、中東での情勢不安、アメリカの長期国債格付けの引き下げなど、需要増加材料が目白押し状態だった状況を起因としている。なお今回の計測期間では、2011年9月5日に史上最高値にあたる1トロイオンス1896.5ドル(ロンドン・フィキシングベース)を記録している。

↑ 田中貴金属における金(ゴールド)の販売・買取量指数の推移と金価格(指数は2001年の販売量を100とした時の値)
↑ 田中貴金属における金(ゴールド)の販売・買取量指数の推移と金価格(指数は2001年の販売量を100とした時の値)

金地金の売買状況は今年に入っても高値推移。円高の影響で上値を抑えらる感はあるが、今年は米露仏をはじめ各国で首長選挙が実施され、ヨーロッパでの債務問題が今だ解決していないこと、中東情勢の懸念などもあり、金価格・金市場への注目は続きそうだ。

金(ゴールド)2011年分における田中貴金属での販売・買取量は前期こそ前年同月比でマイナスを示したものの、後期は大きな増加を示している。具体的には2011年後期の前年同期比は販売で+55.0%・買取で+77.1%増加しており、高値での推移にも関わらず販売量も増加していることから、一般投資家の間で安全資産としての金への注目度が(この高値でも)引き続き高いことがうかがえる。

円高の進行傾向ゆえに日本国内での金価格の上昇は「比較的」緩やかなレベルに留まっている。昨年秋口の高騰から比べれば、多少ながらも落ち着いた価格帯ともいえる。しかしその一方、金(ゴールド)は海外における債券問題のリスク上昇やインフレ傾向で、リスク比較の上で注目される資産としての特性がますます強まる傾向にある。今年は世界情勢の流れを受け、どのような動きを見せるのだろうか。


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