防寒関連の衣料が堅調だが食料品や住関品が弱い…2011年12月度チェーンストア売上高、マイナス0.6%

2012/01/24 12:10

【日本チェーンストア協会】は2012年1月23日、チェーンストア(スーパーやデパートなど)の2011年12月度における販売統計速報を発表した。それによると2011年12月は後半にかけて気温が低下したことが幸いし、防寒関連の衣料が堅調だったものの、その他の部門が今一つとなったのがマイナスとなり、総計としては軟調に推移。前年同月比は5か月連続してのマイナス値、-0.6%(店舗調整後)を記録した(【発表リリース】)。

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今調査結果は協会加入の60社・8086店舗に対して行われている。店舗数は先月比で9店舗増、前年同月比で161店舗増。売り場面積は前年同月比103.6%と3.6%ほど増えている。

分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値が出ている。ちなみに数字はすべて店舗調整後(1年前のと比較するため、昨年存在しなかった店舗の分を除いた値)によるもの。

■総販売額……1兆2574億1530万円(前年同月比99.4%、▲0.6%)
・食料品部門……構成比:59.8%(前年同月比98.2%、▲1.8%)
・衣料品部門……構成比:11.5%(前年同月比105.7%、△5.7%)
・住関品部門……構成比:21.6%(前年同月比98.7%、▲1.3%)
・サービス部門…構成比:0.4%(前年同月比96.7%、▲3.3%)
・その他…………構成比:6.7%(前年同月比102.9%、△2.9%)

寒さで冬物衣料が堅調。
その他部門は足踏み状態。
12月は全国的に平均気温が平年比で1度前後低く、これが冬向けの防寒衣料の動きを加速化させた。実際、「食料品」「衣料品」「住関品」の主要三項目では唯一前年同月比がプラスを示している。

具体的には、食料品においては昨年の相場高の反動でキャベツや白菜などの葉物野菜をはじめとした野菜全般は(売上高的に)不調。畜産品は和牛は相変わらず不調、豚肉・加工肉は堅調と昨月から変わらず。水産物は鮮魚、貝類は不調、一方で鍋もの関係が全般的に堅調。惣菜は焼物や中華をはじめ全般的によく売れた。その他商品ではインスタントコーヒーやアイスクリームなどの動きが良かった。

衣料品では冒頭で触れたように月後半で気温が低かったことが幸いし、コート類をはじめとした冬物品が全般的に好調。解説部分に例示された項目のすべてが「好調」「良かった」のポジティブコメントで埋まる。住関品では湯たんぽ、石油暖房、毛布などは好調だが、テレビやエアコンは不調。また自転車の堅調さはいまだに続いている。

自転車へのお知らせここ数か月来言及している、牛肉に対する「震災」の影響は未だに少なからず継続中。リリースからは「防災関連商品」としての言及はすでに無く、多数商品による際立った傾向は影をひそめている。しかし一方で「自転車」のセールスは堅調さを継続しており、【警察庁、自転車の歩道通行への対応見直しを通知】でも指摘しているように、自転車利用者の急増による問題発生の裏付けとしての動きは確認できる。

食料品のうち「和牛」などの不調さは、以前から続いている買い控え傾向に伴うもので、食料品全体への影響は限定的。食料品の不調さ自身は、むしろ去年の葉野菜の高騰での売上増の反動によるところが少なくない(去年の高値動向は【野菜の発育不足の影響を実際に目にして】など参照)。とはいえ「状況」は継続中。意図的なデマや妄言、扇動に惑わされることの無いように一人ひとりが自分自身のことに注意しつつ、引き続き十分以上の動向監視を続けねばなるまい。

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