カウンター商材が好調で日配食品を押し上げる…2011年12月度コンビニ売上高は4.1%のプラス

2012/01/21 07:00

日本フランチャイズチェーン協会は2012年1月20日、2011年12月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると12月は来客数は9か月連続でプラス、平均客単価も先月から続いてプラスになり、売上高は先月同様に上昇した。既存店ベースの売上高は前年同月比+4.1%と3か月連続してプラスを記録している(【発表リリース、PDF】)。

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今調査の概要は、過去の記事まとめ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明している。そちらで確認を。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は3か月連続のプラス、全店も3か月連続のプラス
・全店ベース……+7.3%
・既存店ベース…+4.1%

●店舗数(前年同月比)
・+2.4%

●来店客数:既存店は9か月連続のプラス、全店は14か月連続のプラス
・全店ベース……+3.6%
・既存店ベース…+0.9%

●平均客単価:既存店は3か月連続のプラス、全店も3か月連続のプラス
・全店ベース……+3.5%(637.0円)
・既存店ベース…+3.3%(630.0円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+6.5%
・加工食品……+1.7%
・非食品………+11.9%
・サービス……+9.1%
・合計…………+7.3%

※既存店……1年以上営業中の店舗

12月は気候的には北日本から西日本にかけて、月後半を中心に寒気の影響を強く受け寒さが厳しく、中華まんやおでんなどのカウンター商材が堅調な売れ行きを示した。これが大きく貢献し、売上高は3か月プラスとなった。また「昨年10月に行われたたばこ値上げ」直前の駆け込み需要の反動は昨年12月にはすでに終結しており(2010年12月の「非食品」は前年同月比でプラス8.5%)、そこからさらに売上高を伸ばしている点からも分かる通り、たばこ(が多分を占める「非食品」)の売上は純粋に堅調な動きをしめしているのが分かる。

自粛の動きほぼ終結。
寒さでカウンター商材堅調。
たばこは純粋に売れ行きが良く、
「非食品」を底上げ。
各コンビニのIRページを見る限り、先の震災での被災地で相次いで仮設店舗や移動店舗を設けて販売エリア・サービス提供地域の回復を図るなど、状況は確実に回復傾向にある。【セブン&アイHD、セブン-イレブンなどで1280円の「セブンプレミアム LED電球」発売】をはじめとした、節電の世相に合わせて新商品を展開するたくましさを見せるところも見受けられる。また、【セブン&アイHD、長野県で全国初の買い物弱者対策・移動販売「イトーヨーカドーあんしんお届け便」運用開始】などのように、中長期的な問題「買物困難者」への対応も、各コンビニでは模索と検証を継続している。

今回12月分は11月分の記事で触れたように、「”たばこ売上減の反動”による”前年同月比”での底上げ」の考慮が無い状態での値となった。伸び率はやや大人しくなったものの、非食品をはじめ確実な成長を見せているのが分かる。一方で【日本国内におけるam/pm店舗、営業終了…ファミマへのブランド統合完了】などのように、コンビニ業界内部での再編の流れもあるる。次回月以降もこの好調ぶりを維持できるのか、業界そのものの動きと合わせ、注目していきたい。

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