一戸建て新築世帯の太陽光発電システム導入率は17.5%

2012/01/23 06:49

太陽光発電システム住宅金融支援機構は2012年1月12日、2011年における「住宅取得に係る消費実態調査」の結果を発表した。それによると住宅建築・新規購入で新居に入居した調査母体において、引っ越しの際に太陽光発電システムを導入した世帯は8.5%であることが分かった。「一戸建て・新築」に入居した世帯に限れば17.5%と、2割近い値を示している(【発表ページ】)。

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今調査は2010年11月から2011年4月までに住宅取得をした世帯に対し、2011年11月下旬にインターネット経由で行われたもので、有効回答数(世帯)は1575件。一戸建て・新築は560件、建売住宅は305件、新築分譲マンションは253件、中古住宅(戸建・分譲含む)は457件。

元々太陽光発電システムは【太陽電池導入住宅はまだ1.1%、借家に限れば0.1%のみ】にもある通り、住宅設置用発電システムの一つとして注目されていたものの、高価なこともあり、普及率の伸びはゆるやかなものだった。しかし昨年の東日本大地震・震災に伴い、自然エネルギーの一つ、太陽光発電にも注目が集まり、需要が急増。各企業も積極的に商品開発を行い、市場は一挙に拡大しつつある。

今件では「住宅建設・新規購入後、おおむね1年以内に購入した・購入予定の耐久消費財」を対象としており、回答時の2011年11月下旬は「震災後の需要拡大時」に含まれるため、太陽光発電システムの購入世帯比率も(震災前のものと比べれば)非常に高い結果が出ている。

↑ 太陽光発電システム/太陽熱温水器の新規購入世帯比率
↑ 太陽光発電システム/太陽熱温水器の新規購入世帯比率

太陽光発電システムを導入した世帯は8.5%。それと類するものとして、太陽の力を利用した類似の仕組みとして昔はむしろ主流だった「太陽熱温水器」を新たに導入する世帯もあるが、全体では2.0%に留まっている。

世帯種類別に見ると、やはり一戸建ての新築で導入比率は高く17.5%。ほぼ6世帯に1世帯が導入している。一方建売り住宅は6.6%、マンションは2.0%、中古住宅は2.4%に留まっている。システムの仕様上、太陽光発電ユニットの形状を大きく変えることは難しいことから、マンションや中古住宅、建売住宅のような「あらかじめ形が決まっている住宅」では導入ハードルがやや高めのようだ。

また、今件調査母体内での、太陽光発電システムの購入世帯あたり平均購入額は177万3100円。購入世帯あたりの耐久消費財・平均購入額では「乗用車(新車)」に次ぐ高額となっている。

↑ 「購入世帯あたり」平均購入額(上位15位、万円)
↑ 「購入世帯あたり」平均購入額(上位15位、万円)(再録)

導入コストの高さも、特に(出費をセーブする傾向が強い)中古住宅世帯におけるハードルといえよう。

仮に太陽光発電システムの導入比率を上げることを模索するのなら、仕様の簡便化やメンテナンスの容易さ、そしてコストの引き下げなど、「テレビやエアコン、冷蔵庫のような(色々な意味での)導入のお手軽さ」と共に、住宅の形状にさほど束縛されない、汎用性の高さが求められよう。

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