スマートフォンで変わるモバイルとの接し方…アメリカのモバイル端末利用性向をグラフ化してみる

2012/01/14 12:00

スマートフォン2011年12月15日、アメリカの調査会社ニールセンは同国のモバイル端末に関する利用状況を伝える無料レポート【State of the Media: The Mobile Media Report】を公開した。そこにはスマートフォンの浸透をメインに、同国のモバイル市場が大きく変化をとげる流れを把握できる。今回はその中から、モバイル端末利用者のスマートフォン普及率の増加と共に、モバイル端末全体の利用性向にも変化が生じている様子を見て行くことにする。

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今調査結果のベースとなる値は、毎月2万5000人・年では30万人を対象にした、アメリカ国内での調査結果。最新のデータは2011年第3四半期(Q3)時点のもの。

先に別記事で伝えたように、アメリカ国内におけるモバイル端末所有者に対する、スマートフォン普及率は急速な高まりを見せている。

↑ モバイル端末所有者におけるスマートフォン所有比率(アメリカ)
↑ モバイル端末所有者におけるスマートフォン所有比率(アメリカ)(再録)

それと共に「モバイル端末でどのようなサービスを利用するのか」、つまり利用性向にも大きな変化が起きている。もっとも特徴的なのが動画視聴。次のグラフは四半期毎の、モバイル端末経由による動画視聴者数だが、一般携帯が横ばいから減退に向かっているのに対し、スマートフォン経由では着実に増加する流れを見せている。

↑ モバイル端末利用者における動画視聴者数(万人)(アメリカ)
↑ モバイル端末利用者における動画視聴者数(万人)(アメリカ)

元々が100万人単位の数字表記でしかなかったこともあるが、きっかり200万人ずつ増えているようすは、正直不気味でもある。

スマートフォンの浸透は動画視聴以外にも、さまざまな方面、特に「リッチメディア」と呼ばれる「データの送受信量は多いが、その分多彩な情報を用いた表現を楽しめるサービス」に恩恵をもたらしている。

↑ モバイル端末所有者における過去30日間の利用性向推移(該当者数、万人)(アメリカ)
↑ モバイル端末所有者における過去30日間の利用性向推移(該当者数、万人)(アメリカ)

表現能力や処理速度の向上、(特にタッチパネル方式の採用による)インターフェイスの簡便化で、利用ハードルは下がり、すでに利用している人もサービスそのものの活用に一層注力しやすくなる(操作に難儀して余計な時間を取られたり、利用モチベーションが下がる機会も減る)。結果として多くの人が、これらのリッチメディアのサービスを活用するようになる。

レポートではゲームや音楽など、エンタメ性の強いジャンルでの伸び率の高さに注目している。気軽に楽しみたいのに出鼻をくじかれていた、モバイル端末経由の遊び・暇つぶしが気軽に出来るようになるのなら、試さないはずもない。利用者が増えるのも当然の話ではある。

先日、同じニールセンの別レポート【米スマートフォンやタブレット機のアプリ、もっとも落とされているのは「ゲーム」】でも、もっとも人気のあるアプリジャンルは「ゲーム」だった。

↑ 過去カテゴリダウンロード率及びアプリの課金属性(過去30日間にアプリをダウンロードしたことがあるスマートフォン・タブレット利用者限定)(米、2011年Q3)
↑ 過去カテゴリダウンロード率及びアプリの課金属性(過去30日間にアプリをダウンロードしたことがあるスマートフォン・タブレット利用者限定)(米、2011年Q3)(再録)

持続成長率はともあれ、本体が普及する過程において、動画視聴やゲームなどエンタメ分野の強さが改めて実感できよう。

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