Vitaが後押し…NTTドコモが純増数でトップに(2011年12月末携帯電話契約数動向)

2012/01/11 19:30

電気通信事業者協会(TCA)は2012年1月11日、2011年12月末時点の携帯電話及びPHSの契約数を発表した。それによると同年12月末時点の携帯電話の契約数は1億2175万7600件となった。これは前月比で2.1%のマイナスになる。【イー・アクセスの「契約者数公表」の件、公式発表】でお伝えしたように、月次データを今回から非開示としたイー・アクセスの値が抜けているのがマイナスの主原因。また、純増数ではNTTドコモが42万9900件の増加で、主要グループ中トップとなった(【発表リリース】)。

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2011年12月末時点の主なデータは次の通り。

・携帯電話全体……1億2175万7600件
・事業者別
 NTTドコモ……5962万4400件(+31万9200)
 au(KDDIなど)……3429万7900件(+29万4300)
 ソフトバンクモバイル……2783万5300件(+37万7300)
 イー・アクセス……(今回分から非開示)
携帯電話契約件数
↑ 携帯電話契約件数

携帯電話契約件数(増減)
↑ 携帯電話契約件数(増減)

2つめの「増減」グラフを見ればお分かりの通り、従来なら年度末に到来するセールスラッシュが、2011年では12月にも到来した。NTTドコモは「買い控え」「登場待ち」の動きから先月11月分の販売数を押し下げることにすらなった各種スマートフォンの新作販売が非常に堅調。トラブルで一次出荷停止の機種もあったが、全体的には売上を大きく伸ばし、在庫切れの機種も相次ぐほど。今回の結果にもあるように、久々に主要3キャリア中トップの値をはじき出すこととなった(もっとも今回のドコモの跳躍ぶりは、ソニー発のVita(3Gモデル版)がドコモのプリペイド回線を用いるために、この新設分がカウントされたこと、イオン発のSIM(【モバイルデータ通信も使い分けの時代か・980円/月の通信カードが売れる時代】で解説)、特に前者によるところが大きい)。

第二位に甘んじることになったソフトバンクモバイルも、その後を追随するauも、iPhoneを中心とするスマートフォン、そしてフォトフレームなどの売れ行きも堅調。それぞれの先月比増減数を大きく底上げしている。

冒頭でも触れた通り、そして記事タイトルに「発表分」とわざわざ明記したように、今回発表の2011年12月分から、第四の勢力たるイー・アクセスの月次発表は無くなり、TCAのデータにも反映されなくなった。先月11月分までが反映されているため、合計数からはイー・アクセス分が丸ごと抜け、全体数が大きく減少したように見える。しかしそのマイナスは実態とはかけ離れた結果である事は、残り3社の動向を見れば一目瞭然。

現時点のスマートフォン普及率はモバイル情報端末全体では1-2割程度だが、現行使用機種の買い替えに際して有力な買い替え候補に挙がっている以上(【機種変はスマホ? 従来型?? 女性6割強は従来型を選択】)、その比率は漸次上昇していくのは確実。今月の各社セールスを大きく引き上げたのもスマートフォンであり、通常型の携帯電話は今後も引き続き支持され続けて行くものの、シェアがさらにスマートフォン側に寄るのは疑う余地は無い。そして各ソフト開発・販売企業ともスマートフォンの普及率上昇を前提にしたサービスを積極的に展開しており、コア層から一般層への浸透拡大、普及率のアップは時間の問題。

それと共に、【急増するスマートフォンのトラブル、国民生活センターが注意喚起】などの例にあるように、スマートフォンを一般携帯電話と同様に考えた利用者によるトラブルも増加の一途をたどる。各社とも単に売り抜けるのでは無く、使い手へのアフターサービスをどこまで充実させるかが、中長期的な契約数の積み増しにつながっていくことを、十分に配慮することを願いたい。


■関連記事:
【急増するスマートフォンのトラブル、国民生活センターが注意喚起】

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