やはりテレビはお年寄りほど長時間視聴…米メディア利用性向や携帯端末の動画視聴のポイントをグラフ化してみる

2012/01/09 06:35

テレビ視聴先日【テレビ視聴者は2.9億人…アメリカのメディア利用状況をグラフ化してみる】でアメリカの調査会社ニールセンが2012年1月6日に発表した、アメリカ国内におけるデジタル・映像系メディアの利用性向をまとめたレポート(インフォグラフィックス)のダイジェスト版について触れたが、この大本となる【インフォグラフィックス】には、アメリカのデジタル・映像メディア機器の現状を確認できる多彩な(主にニールセン調べによる)データが盛り込まれている。今回はその中から、メディアの視聴時間、そして携帯端末経由の動画視聴のポイントについて触れて行くことにする。

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まずは週平均の世代別主要メディアの視聴時間。先の記事にもある通り、通常(=インターネット経由などで無い)のテレビ視聴時間の利用率が圧倒的だが、日本の事例や以前別記事【アメリカ人がいつテレビを見ているのかがひとめで分かる図】でも示したように、高齢者ほどテレビを長く観る傾向がある。

↑ 週平均視聴時間(時間:分)(2歳以上全員平均、米、2011年Q2)
↑ 週平均視聴時間(時間:分)(2歳以上全員平均、米、2011年Q2)

11歳までと比較すると65歳超の視聴時間は約2倍。1日6時間半以上を「平均で」観ている計算になる。「ながら視聴」があるとはいえ、いかにテレビが圧倒的な影響力を持つかが改めて認識できる。

さてテレビがあまりにも大きすぎて他のメディアがかすんでしまうため、テレビを除いて再構築したグラフが次の図。

↑ 週平均視聴時間(時間:分)(除くTV)(2歳以上全員平均、米、2011年Q2)
↑ 週平均視聴時間(時間:分)(除くTV)(2歳以上全員平均、米、2011年Q2)

パソコン(ノート含む)経由でのインターネット接続は中堅層が一番長いが、これは主に仕事によるもの。テレビ視聴は当然だが、インターネット利用全体時間と比べれば、PCネット経由やモバイル端末経由での動画視聴は「平均」するとまたまだ短時間でしかないことが分かる。もっとも今後は「高画質」「企業配信による優良動画の増加」「モバイル端末の高性能化」など動画視聴に優位な環境が整備・促進されるため、漸次利用時間は増えていくものと思われる。

携帯端末で動画を視る。その時重要なのは?
さてそのモバイル端末(携帯端末)経由での動画視聴だが、視聴している人はどのような点を重視しているだろうか。元資料には上位陣の回答結果が掲載されており、トップは「無料か低価格であること」だった。

↑ 携帯端末経由で動画を見る際に重要なのは?(端末経由視聴者限定)(上位)(米、2011年8月)
↑ 携帯端末経由で動画を見る際に重要なのは?(端末経由視聴者限定)(上位)(米、2011年8月)

利用するサービスが無料か低価格なのがありがたいのは世の常だが、今件で2/3近くの人が「大変重要」と答えているのは、多分に「普通のテレビ経由で映像を視る場合、基本は無料か低価格」の原則に従ったものと思われる。見方を変えれば、携帯端末での映像視聴者の多くは、映画の新作をDVDなどで購入するようなスタイルとしての認識は無いということだ。

次いで多いのは「動画数が豊富」「使いやすい」「新しい動画が豊富」、そして「広告表示が無いか少ない」。現在動画共通サイトや映像配信サービスとして多くの人に用いられているサービス群の多くが、これらの要素を持つことを考えれば、十分納得出来る結果といえよう。

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