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牛丼御三家の店舗数推移をグラフ化してみる(2011年12月版)

2012年01月08日

牛丼御三家の店舗数推移をグラフ化してみる(2011年12月版)

2012年01月08日06:36

松屋先日【牛丼御三家の2011年12月分営業成績をグラフ化してみる】で牛丼御三家こと、【吉野家ホールディングス(9861)】の吉野家、【松屋フーズ(9887)】の「松屋」、【ゼンショー(7550)】の「すき家」の3社に関する2011年12月分の営業成績を確認した。その際に「そういえば店舗数の動きに変化はあるのだろうか」なる疑問が頭をよぎった。店舗数推移を最後に確認したのは、1年半ほど前の【吉野家最多時代は過去のもの・牛丼御三家の店舗数の推移をグラフ化してみる(2010年8月版)】。そろそろ各社とも動きが見えてきても良いだろうとの思惑もあり、今回データ更新を試みることにした。

対象となる期間は2006年1月以降2011年12月まで。売上・客数・客単価の前年同月比と共に、その時点の店舗数が記載されているので、データ取得に悩むことは無い。ただし吉野家は現時点で2011年11月分までしか情報が公開されていないので、同社のみ11月までとなる。

↑ 牛丼御三家店舗数推移(2006年1月〜2011年12月・吉野家のみ11月まで)
↑ 牛丼御三家店舗数推移(2006年1月〜2011年12月・吉野家のみ11月まで)

2006年1月の時点では、店舗数は吉野家が一番多く、次いで松屋、すき家の順だった。それが2006年6月にすき家と松屋の数が逆転し、すき家が第二位に。そして2008年9月には吉野家とすき家が逆転し、すき屋が店舗数ではトップにつくことになった。

その後、吉野家は店舗数についてはほぼ横ばい〜漸増傾向にある。新店舗が無いわけでは無いので、採算の取れない店舗に関する整理統合・リニューアルなどを続けているものと思われる。松屋も微増。そしてすき家は店舗の大幅な増加率を挙げ続けている。

一方この1、2年に限るとやや店舗数増減に変化が見られる。それを明確にするため、グラフ生成範囲を2008年以降に限定したのが次の図。

↑ 牛丼御三家店舗数推移(2008年1月〜2011年12月・吉野家のみ11月まで)
↑ 牛丼御三家店舗数推移(2008年1月〜2011年12月・吉野家のみ11月まで)

すき家の店舗数拡大戦略は相変わらずだが、「吉野家…成長休止・一時減少→ほんの微増だが再び増加へ」「松屋…この1、2年は店舗数拡大ペースが上昇」という動きが分かる。さらにその動向を把握しやすくするため、各社店舗数の前月比(前年同月比にあらず)を折れ線グラフにしたのが次の図。

↑ 牛丼御三家店舗数推移(2008年1月〜2011年12月・吉野家のみ11月まで)
↑ 牛丼御三家店舗数推移(2008年1月〜2011年12月・吉野家のみ11月まで)(前月比)

すき家は一貫してプラス1%内外を維持し、店舗数漸増の動きが良く分かる。松屋はプラマイゼロのラインよりやや上なものの、その値もわずか。ところが2010年初頭あたりから、ややグラフの動きが上向きとなり、この数か月に限ればすき家と同等レベルの成長率を見せる。一方吉野家は2010年に限れば多くがマイナス領域で動いており、店舗数を減らしていたことが確認できる。

松屋メニューこの1、2年の吉野家・松屋の店舗数動向の変化には注目したい。両社が店舗展開戦略のかじ取りを、微妙に変えた可能性もあるからだ。特に松屋のここ数か月における店舗数増は気になるところで、このペースが続けば吉野家と松屋の順位が逆転する可能性もある。

先日発表の【松屋の牛めし、定価を320円から280円に値下げ・豚めしは販売終了へ】などで、3社のメインメニュー「牛丼(めし)」の値下げ競争効果が薄れつつある状況が確認された。今後各社はどのような動きを見せていくのか、店舗数動向と合わせ、今後も注目していきたい。


■関連記事:
【牛丼御三家の2011年12月分営業成績をグラフ化してみる】
【吉野家最多時代は過去のもの・牛丼御三家の店舗数の推移をグラフ化してみる(2010年8月版)】




これらの書籍が参考になります

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