新成人の自動車免許所有率は約6割・免許も自動車も地方が取得意向は高い

2012/01/07 19:30

自動車ソニー損保は2012年1月5日、新成人に対するカーライフ(自動車生活)意識調査結果を発表した。それによると調査母体においては、自動車免許保有者は現在教習所へ通学中の人も合わせると約6割となり、今後取得予定者も合わせると約9割の人が免許を取得(済み・予定)であることが分かった。地域別では都心部より地方の人の方が取得性向が高い。また免許保有者の自動車保有状況も都心部より地方が高比率の結果が出ている(【発表リリース】)。

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今調査は2011年12月14日から20日にかけて新成人(1991年4月2日-1992年4月1日生まれ)に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1。調査実施機関はネットエイジア。

新成人に対して自動車の普通免許を持っているか否かを聞いたところ、現在所有済みの人はオートマ限定免許が26.2%、マニュアル込みの普通免許が30.5%となり、合わせて56.7%が取得済みと回答した。

↑ 普通自動車免許を持っているか(新成人対象)
↑ 普通自動車免許を持っているか(新成人対象)

さらに現在教習所に通っている人が4.5%おり、これを合わせると61.2%が免許取得済み・近日中に取得という結果となった。期間未定だが取るつもりの人は28.1%。幾分が「取得予定無し」に流れるとしても、9割近い新成人が、免許を取得している・つもりがあることになる。

男女別では圧倒的に女性がオートマ限定の割合が多い。同時に免許取得・予定の比率は10ポイントほど男性より低い結果が出ている。一方、地域別に見ると、都心部では地方と比べて10ポイントほど免許取得意向が低いことが見て取れる。

女性・都心部の免許取得意向の低さは、必要度・利用性向によるものと考えられる。さらに男性は自分自身が自動車を保有していなくとも、仕事で使う事例も多々考えられる(逆に、免許を取得しておくことで、職の選択肢の幅を広げることも可能)。

【男性がプリウス・女性がインサイトを好む理由】などで解説しているが、女性は自分自身、あるいは所属世帯の実用のために自動車を用いることを想定している場合が多い(今調査別項目では、自動車を「移動手段としての道具」と考えている女性は、男性と比べて15ポイントほど高い結果も出ている)。新成人の時点において免許保有者に限れば、男性よりも女性の方が自動車保有率が高い結果が出ている。

↑ 自動車を持っているか(普通自動車免許保有者対象)(新成人対象)
↑ 自動車を持っているか(普通自動車免許保有者対象)(新成人対象)

興味深いのは都市部と地方との違い。全体的な自動車保有率は都市部の方が高いことは一目瞭然だが、同時に「自分用」の保有率に相当な違い(地方が高い)が確認できる。一方で家族共有の所有率は都心部の方が上。これらの動きから、

・全体的な自動車保有率、需要は地方が上。
・都市部は世帯当たりの保有台数が少なく、家族供用の事例が多い。
 地方は新成人の時点ですでに免許保有者の1/4が自分の自動車を保有している。
 →駐車場確保をはじめとした維持費の問題と、維持費と必要性のウェイトを天秤にかけた結果。

などが確認、推定できる。

公共交通機関が発達し、商業設備や職場も居住地に近い、あるいは公共交通機関経由で容易にたどりつける都心部では、地方と比べて自動車の需要が低くなり、結果として自前の保有率が低くなる。駐車場の確保も大変で、維持費も高いとなれば、自動車が必要だとしても世帯共有で持たねばならない。これら「都心部居住者の自動車保有事情」がすけて見えてくるというものだ。

逆に地方では、自動車が実用的な移動手段として有益な場合が多く、免許取得率・自分用の自動車保有率も高くなるという次第である。


■関連記事:
【年代別の自動車保有数とその変化をグラフ化してみる】

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