クラブ活動は中学7割・高校6割、では塾は?…小中高校生のクラブ活動・塾通い動向をグラフ化してみる

2011/12/30 06:59

塾通い先の2011年12月25日に掲載した記事【父の単身赴任増加中? 子供がいる世帯の父母同居状況をグラフ化してみる】にもあるように、厚生労働省は2011年12月21日に、2009年度版「全国家庭児童調査結果の概要」を発表した。この調査は全国の家庭内児童、そしてその世帯の状況を把握し、児童福祉行政の推進に持ちいる資料取得を目的とし、5年周期で行われている。現時点では1999年度以降、今回発表分もあわせ、全3回の記録が確認・取得できる。今回はその中から、「クラブ活動や塾通いの動向」について見ていくことにする(【発表リリース】)。

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調査要件は先の「父の単身赴任増加中? 子供がいる世帯の父母同居状況をグラフ化してみる」で説明済み。そちらで確認してほしい。

まずは用語の補助説明。

・クラブ活動……学校内のクラブ活動以外に、地域のスポーツクラブでの活動も含む
・塾通い……学習塾や補習塾以外に、「スポーツ以外」の習い事(英会話、そろばん、ピアノなど)も含む
・小学校……低学年は1-3年、高学年は4-6年
・高校等……高校生以外に各種学校・専修学校・職業訓練校の生徒も含む

さてクラブ活動についてだが、活動に参加している児童は小学校低学年が2割強、高学年が4割強。中学になると7割に増え、高校で6割にまでまた減ることになる。

↑ クラブ活動をしている児童比率
↑ クラブ活動をしている児童比率

部活動は高校の方が盛んなイメージもあるが、受験勉強との兼ね合わせもあり、特に3年生の時点で減っているものと思われる(調査時期は12月で、高校3年生はすでに受験本番に向けたラストスパート時にある)。調査回別ではあまり違いは見られないものの、「小学校高学年」でやや大きな減少(6.5ポイント減)が確認できる。

一方、塾通いなどをしている児童は小中学生に多く、4割強から6割近く。高校生になるとこれが1/4程度にまで減る。

↑ 塾などに通っている児童比率
↑ 塾などに通っている児童比率

高校生の塾通い率が低いのは、一つに上記にも挙げたように調査期間のタイミング。そしてもう一つ考えられるのは、以前【小中学生の塾通いは6割近く 一方高校生の5割は「学校の予習復習で十分」】でも解説したように「学校の勉強で十分・手いっぱい」というもの。ライバルに差を付ける手段の一つとして塾があり、実際に1/4近くの人が通っているが、小中学生の時ほど重要性を覚えないということか。

なお塾通いの調査回別変化を見ると、小学校高学年で大きな増加(4.9ポイントの増)が確認できる。先の「クラブ活動減・6.5ポイント」と合わせて考えると、「中学受験のためにクラブ活動から離れ、塾に通う小学校高学年が5%ほど増えた」と見てしかるべきだろう。昔ほどでは無いものの、受験戦争は確かに今も起きている感は否めまい。

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