世界各国のSNS利用率
2011/12/25 06:59


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今調査の最新版データは21か国それぞれの18歳以上の大人に向けて直接相対・電話経由で2011年3月-5月にかけて行われたもので、回答数は各国約1000人(但し中国は3308人・インドは4029人と多め)。中国の結果以外は各国の国勢調査のデータに基づいたウェイトバックが行われている。
今調査母体のうちインターネットを利用しているか否か、しているならばSNS(一般的にはFacebookだが、質問している国で主流のSNSをも併記している)を使っているか・使ったことがあるか否かについて尋ねた結果が次のグラフ。

↑ SNSを使っているか
このグラフからは「ネット利用可能な人におけるSNSの利用率」と「世間一般全体に対するSNS利用率」の双方を大まかにだがつかみとれる。例えば「ドイツ・フランス・日本の3国は今調査においては、数少ない『ネット利用者でSNS未利用者の方が多い』国」「イスラエルやアメリカでは半数以上の人がSNS利用者」などという具合。特にロシアやウクライナ、トルコ、ヨルダンなどはネット利用者のほとんどがSNSを利用しており、これらの国におけるSNS浸透率、さらにはポテンシャルの高さをも示している。

今後もこのような動きは他国でも見られるものと思われる。ただしそれは「ソーシャルメディア(SNS)だから」云々という特異性・特化機能によるものでは無く、単に便利な情報伝達・集約ツールだから使われたに過ぎないと考えた方が道理が通る。
もっとも不特定多数・実距離が離れた者同士によるコミュニケーションにおいて「便利さ・利用ハードルの低さ」の視点では、現時点でSNSを超えるものは無い。政変の機運が高まる国においては、SNSの浸透率動向にも目を配るべきかもしれない。
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