サービス、非食品共に2ケタ台の伸び…2011年11月度コンビニ売上高は7.5%のプラス

2011/12/22 06:15

日本フランチャイズチェーン協会は2011年12月20日、2011年11月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると11月は来客数は8か月連続でプラス、平均客単価も先月から続いてプラスになり、売上高は先月同様に上昇した。既存店ベースの売上高は前年同月比+7.5%と2か月連続してプラスを記録している。売上高の大きな伸びは、昨年同月の「たばこ値上げ直後の下落」の反動が多少ながらも影響しているものと思われる(【発表リリース、PDF】)。

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今調査の概要は、過去の記事まとめ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明している。そちらで確認を。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は2か月連続のプラス、全店も2か月連続のプラス
・全店ベース……+10.4%
・既存店ベース…+7.5%

●店舗数(前年同月比)
・+2.2%

●来店客数:既存店は8か月連続のプラス、全店は13か月連続のプラス
・全店ベース……+4.6%
・既存店ベース…+2.1%

●平均客単価:既存店は2か月連続のプラス、全店も2か月連続のプラス
・全店ベース……+5.5%(600.7円)
・既存店ベース…+5.3%(594.3円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+4.0%
・加工食品……+1.5%
・非食品………+24.7%←昨年の「たばこ値上げ後の下落」の反動
・サービス……+18.0%
・合計…………+10.4%

※既存店……1年以上営業中の店舗

11月は気候的には平年と比べて気温がやや高めで、これが来場客の底上げを促す形となり、惣菜やし好品が良く売れるようになった。一方で「昨年10月に行われたたばこ値上げ」直前の駆け込み需要の反動で、昨年10月に続き11月も「非食品」が下落した(2010年11月の「非食品」は前年同月比でマイナス1.0%)ことへの反動から、今月の「非食品」も先月ほどでは無いがプラスに振れ、これが売上を(昨年同月比の計算上)かさ上げすることになった。

商品構成別に見ると、先月に続き「サービス」項目が引き続き堅調。「非食品」は直前の解説にあるように昨年同月の「たばこ値上げ周りでの下落」に対する反動で大きくプラス。「日配食品」も「加工食品」も堅調なだけに、先月に続く形で全体値も大きなプラスを見せる結果に。

自粛の動きほぼ終結。
天候良好で惣菜などが売れる。
昨年のたばこ値上げ後の下落と
比較した「非食品」は
大きく上昇
各コンビニのIRページを見る限り、被災地で相次いで仮設店舗や移動店舗を設けて販売エリア・サービス提供地域の回復を図るなど、状況は確実に回復を見せている。【セブン&アイHD、セブン-イレブンなどで1280円の「セブンプレミアム LED電球」発売】をはじめとした、節電の世相に合わせて新商品を展開するたくましさを見せるところもある。また、【セブン&アイHD、長野県で全国初の買い物弱者対策・移動販売「イトーヨーカドーあんしんお届け便」運用開始】などのように、中長期的な問題「買物困難者」への対応も、各コンビニでは模索を繰り返しながら手を打ちつつある。

今回11月分も10月分同様に、「たばこ」回りでの反動があり、プラスの値を示している。昨年のたばこ売上動向を見る限り、たばこの売り上げ減は2010年11月まで大きな値として表面化していたので、来月発表の12月分からは「たばこ売上減の反動」による「前年同月比」での底上げは考慮する必要が無くなる。ある意味「真のコンビニパワー」を測れるというものだ。

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