【更新】欧州の債務問題は不協和音が…海外投資家、2週ぶりの売り超し(11/12/15)

2011/12/15 19:30

東京証券取引所は2011年12月15日、2011年12月5日から12月9日(12月第1週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は3兆2447億5946万7000円なのに対し、買い総額は2兆9710億7420万1000円となり、差し引き2736億8526万6000円の売り超しとなった。これは先週から転じて2週ぶりの売り超しとなる。なお法人は買い超しを継続し、個人は買い超しに転じ、証券会社も買い超しに転じている([最新発表リリース、PDF])(※今件記事はすべて東証第一部のみに限定した値であることに注意)。

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12月5日から12月9日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……4268億7993万9000円/5624億0828万7000円(1355億2834万8000円買超)
・個人……7977億9008万9000円/8175億4954万5000円(197億5945万6000円買超)
・外国人……3兆2447億5946万7000円/2兆9710億7420万1000円(2736億8526万6000円売超)
・証券会社……733億7714万4000円/749億3864万0000円(15億6149万6000円買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

11月7日-11月11日……264億8787万2000円売超
11月14日-11月18日……530億0545万2000円売超
11月21日-11月25日……1041億8345万0000円売超
11月28日-12月2日……776億6350万8000円買超
12月5日-12月9日……2736億8526万6000円売超

欧州の債務問題は一応首脳間での合意は得られたものの、イギリスは一歩引き、合意後もドイツが引け腰なのを始め不協和音が続いていることや、合意内容では現状打開には不十分過ぎるという市場判断、さらにはアメリカが様子見ムードを決め込む気配が強いこともあり、市場にはネガティブに受け止められている。

今回該当週では日経平均株価は7日の場中につけた8729円81銭を天井とし、再び失速気味な動きを見せている。一歩引いてチャートを見直すと、夏以降は小さな上下変動を繰り返しながら、次第に頭をさえられている雰囲気が強く、年末にかけてのラッシュも今年は見られないかもしれない。

唯一好材料といえば、前回もお伝えしたように「ブラックフライデー」におけるセールスだが、引き続き堅調さは見受けられるものの、世界の株価全体を引っ張るまでには至っていない。せめて来週一週間くらいは、クリスマスプレゼントとばかり、上昇機運で市場が満ちあふれてほしいものだが。

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