【更新】アフリカにおけるモバイル加入者数と対人口比をグラフ化してみる

2011/12/14 12:00

アフリカ大陸先に【アフリカ諸国のモバイル利用者数をグラフ化してみる】に記したように、先日から世界規模のモバイルオペレーターの業界団体である【GSM Association】が2011年11月9日に発表したレポートを元に、アフリカ地域のモバイル事情を推し量れるデータを逐次抽出・確認している。今回はアフリカ地域におけるモバイル加入者(インターネットなどのデータ通信だけでなく、通話、そしてSMSサービス利用者も含む)推移と対人口比を見て行くことにしよう([http://www.gsm.org/newsroom/press-releases/2011/6552.htm、該当プレスリリース。現在はアクセスできず])。

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先に別途記したように、アフリカのモバイル加入者数は約6.2億人。今後アジア太平洋地域同様に増加の一途をたどる様相を呈している。

↑ 世界のモバイル加入者数(億人)(2011年は3Q時点、2012年以降は推定)
↑ 世界のモバイル加入者数(億人)(2011年は3Q時点、2012年以降は推定)(再録)

この流れについて2000年までさかのぼり、さらに各年の総人口比を計算したグラフが次の図。2000年時点では200万人・2%でしかなかったが、2015年には9.1億人・85%にまでふくれあがるとの推定が出ている。

↑ アフリカにおけるモバイル加入者数と対人口比(億人、2012年以降は推定)
↑ アフリカにおけるモバイル加入者数と対人口比(億人、2012年以降は推定)

世界のモバイル加入者数推移では2011年が「ラテンアメリカを超え、アジア太平洋地域に次ぐ第二位のポジションを得る」ターニングポイントだったが、アフリカ内部に限れば2010年が転換点にあたる。少なくとも計算上では、2010年ではじめて対人口比が50%を超したからだ。今後はやや上昇カーブを緩めながらも増加傾向は続き、2015年には9億人を突破。普及率は85%に届く形になる。便宜性の伝達、初期投資・ランニングコストが大きく貢献しているのはいうまでもない。

もちろん【インターネットと携帯電話の普及率を世界の他国と比べてみる】でも説明している通り、プリペイド方式によるSIMカードの利用が大勢を占めている地域・国では、一人が複数枚のSIMカードを持っている場合もある。相手の端末の会社毎にSIMカードを変え、少しでも安い料金での利用を模索するからだ(同一会社同士の利用なら料金が安くなるのは、どこの国でも変わらない)。その時には別々にカウントされてしまうため、結果として人口以上の「加入者」が存在することになる。レポートではこの重複カウントについて「最大で4割、少なくとも2割のかさ上げがありそうだ」とのこと。また、各国の複雑な国内事情ゆえに統計データが不確かな部分もあり、加入者数上位25か国(A25)以外の国はデータのぶれが大きいとも言及している。

従って「2015年に9.1億人・普及率85%」という値は、純粋に「モバイル端末を持っている人の数・全人口に対する比率」としては、多分に下駄を履かせているとも読み取れる。とはいえ、最大4割のかさ上げがあったとしても、現時点で3.7億人・2015年で5.5億人近くの巨大なモバイルパワーが存在する・し得ることに違いは無い。十分以上に留意する価値のある値といえよう。

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